動物たちの喜びの王国

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772695084
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

内容説明

いたずらやスリルが大好きで、味わいやセックス(同性愛も多し)、酔いを楽しみ、ユーモアや美意識までそなえている動物たち。そして、魚や昆虫にまで、感性や個性のあることがわかってきた。―動物の喜び(快楽行動学)をテーマとした世界初の本。

目次

第1部 なぜ「動物の喜び」なのか?(もっとも幸せなものが生き残る―喜ぶ動物は適応している;禁じられた喜び―科学者たちのタブー‐動物の感情;動物の賢さ―喜びのなかの知性)
第2部 動物はどんなときに喜ぶのか?(遊び―ただ楽しいから;食べ物―食べる楽しみ;セックス―娯楽としての生殖活動;タッチ―喜びとのつながり;愛―親密さのなかで育まれるやさしさ;もう一歩上の喜び―ユーモア、美意識など高次の楽しみ;ハエから魚まで)
第3部 動物の喜びから(よいことをすれば、気分もよい―楽しい動物界が教えてくれること)

著者等紹介

バルコム,ジョナサン[バルコム,ジョナサン][Balcombe,Jonathan]
動物行動学者。コウモリのコミュニケーション、カメの産卵、鳥類の繁殖などをテーマに、多数の学術論文、雑誌記事を執筆。「責任ある医学をめざす医師委員会(PCRM)」の研究員でもある。講師としても人気があり、世界各地で講演をおこない、日本にも招かれている。米国・ワシントンDCに暮らす

土屋晶子[ツチヤアキコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

15
テレビの影響で自然は厳しく残酷だと教えられたが、 行動する理由は何も恐怖心・進化・本能のようなものだけではなく楽しい嬉しい快楽といった喜びも含まれていると本書は教えてくれる。    ゴリラが手話でジョークを言う。マウスはくすぐられにやってくる。オウムは嫉妬する。魚や虫にも言及。    思い起こせば実家の犬はかまってちゃんだし、動画で見るネコはいたずら好き。松本ひで吉氏の「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」は更新が楽しみ。読んでて楽しくなった。動物好きにはおすすめです。2018/03/03

Cana.t.kazu

6
 科学的な是非はともかく,他の動物もわれわれ人間と同じ動物だよねということを改めて実感させられました。2025/03/11

mittsko

6
面白い!唸った(; ・`д・´) 一線級の動物学者による「科学研究とエピソードの両面から、動物界には喜びがあふれているという証拠を示していこう」とする一冊。著者曰く、本書こそは「動物の快感について捧げられた」人類史上初の一冊であります(原著は06年、本訳書は07年の刊)。こう言われたら、もう読むしかないですよね。動物の愛らしさから、「環世界」、とくに快感/喜び、心の哲学、脱・人間中心主義へ… なお、「本書出版プロデューサー 真柴隆弘」氏による「解説」が秀逸、「簡にして要を得る」のお手本のような文章でした。2018/07/19

itsuho

0
面白かった。こういう研究が進んでいくと世界の見え方がどんどん変わりそう。2021/08/03

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