内容説明
いたずらやスリルが大好きで、味わいやセックス(同性愛も多し)、酔いを楽しみ、ユーモアや美意識までそなえている動物たち。そして、魚や昆虫にまで、感性や個性のあることがわかってきた。―動物の喜び(快楽行動学)をテーマとした世界初の本。
目次
第1部 なぜ「動物の喜び」なのか?(もっとも幸せなものが生き残る―喜ぶ動物は適応している;禁じられた喜び―科学者たちのタブー‐動物の感情;動物の賢さ―喜びのなかの知性)
第2部 動物はどんなときに喜ぶのか?(遊び―ただ楽しいから;食べ物―食べる楽しみ;セックス―娯楽としての生殖活動;タッチ―喜びとのつながり;愛―親密さのなかで育まれるやさしさ;もう一歩上の喜び―ユーモア、美意識など高次の楽しみ;ハエから魚まで)
第3部 動物の喜びから(よいことをすれば、気分もよい―楽しい動物界が教えてくれること)
著者等紹介
バルコム,ジョナサン[バルコム,ジョナサン][Balcombe,Jonathan]
動物行動学者。コウモリのコミュニケーション、カメの産卵、鳥類の繁殖などをテーマに、多数の学術論文、雑誌記事を執筆。「責任ある医学をめざす医師委員会(PCRM)」の研究員でもある。講師としても人気があり、世界各地で講演をおこない、日本にも招かれている。米国・ワシントンDCに暮らす
土屋晶子[ツチヤアキコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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