内容説明
「知的財産を使った経営戦略」と聞くと高度な戦略のような印象がありますが、何も難しいことではありません。自社の「売り」や「強み」を見つけ、法律や制度を使ってじょうずにアピールすることで、競合他社の侵害から守ることができ、さらに自社のブランディングや販促に活用することもできます。すべての中小企業を劇的に変革させるヒントが、この一冊に詰まっています。
目次
第1章 エグゼクティブこそ、知っておきたい知的財産の使い道(4種類の産業財産権と、その他の知的財産;参加することに意義がある!?特許出願・特許権の使い方 ほか)
第2章 エグゼクティブこそ実践したいIP戦略(知財戦略)(経営者、経営企画、商品企画に携わる人こそ知的財産が必要な理由;今、話題になっているIPランドスケープとは? ほか)
第3章 マーケティングツールとしての知的財産の使い方(売り込みのストレスを解消するマーケティングとは;強みとは ほか)
第4章 イノベーションツールとしての知的財産の使い方(イノベーションとは;発明の成り立ちから考える24通りのイノベーションの起こし方 ほか)
第5章 ブランディング・販促ツールとしての知的財産の使い方(ブランディングとは―誰に何を伝えるのか?;商標登録事例をヒントに考えるネーミング、キャッチコピー ほか)
著者等紹介
〓山博教[サキヤマヒロノリ]
エグゼクティブIPコンサルタント。弁理士。ザック国際特許事務所所長。ザック株式会社代表取締役。1974年、和歌山県生まれ。化学系メーカーの研究開発部門に勤務した後、20代後半で特許事務所へ転職。機械系の技術分野を中心に特許出願をサポートし、1500件を超える特許や商標案件に携わる。クライアントの立場や市場背景を踏まえた質問力を駆使し「価値ある強み」を見出す力は高く評価され、特許出願の依頼が急増。2013年にザック国際特許事務所を設立。ドラッカー理論をベースにしたIP(知的財産)コンサルティングにも定評があり、単なる特許出願にとどまらない「エグゼクティブIP戦略」を体系化。元吉備国際大学大学院知的財産研究科非常勤講師。関西大学大学院工学研究科(化学工学専攻)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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