出版社内容情報
格差と貧困の深まりに伴い、国内外で「トランプ現象」が席捲している。この状況を打開する対抗勢力形成として、いま、パラダイム転換によるマルクス主義哲学の再生が求められている。
渡部正元[ワタナベマサモト]
内容説明
格差と貧困の深まりに伴い、国内外で「トランプ現象」が席捲している。この状況を打開する対抗勢力形成として、いま、パラダイム転換によるマルクス主義哲学の再生が求められている。
目次
第1部 レーニンとロシア革命の再評価(ドミトリー・ヴォルコゴーノフ『レーニンの秘密』上・下(NHK出版、一九九五年)について
渓内譲『現代史を学ぶ』(岩波新書、一九九五年)におけるヴォルコゴーノフへの言及について
不破哲三のレーニン批判について
稲子恒夫『ロシアの二〇世紀―年表・資料・分析』(東洋書店、二〇〇七年)におけるレーニンとロシア革命への言及について)
第2部 ソ連崩壊後の社会主義、共産主義の実現をどう伝えるか(マルクス主義哲学入門;ロシア革命とソ連の不都合な真実―広瀬隆『赤い楯ロスチャイルドの謎3』(集英社、二〇〇九年)の抜粋とそれへの若干の言及
石平『中国大虐殺史』(ビジネス社、二〇〇七年)について
ベトナム国―中村和恵『日本語に生まれて』(岩波書店、二〇一三年)の抜粋と若干のむすび
ソ連型社会主義を克服し、新しい社会主義を展望するために、いま最も考えなければならない理論的問題(「ベトナム国」のむすびに関連して))
第3部 フレドリック・ジェイムソンの文芸論(フレドリック・ジェイムソンのマルクス主義文芸論の創造的展開)
第4部 唯物論哲学の冒険(NHK取材班『超常現象』(NHK出版、二〇一四年)の「前世の記憶を口にする子ども」に関する問題に寄せて
超常現象考―NHK取材班/梅原勇樹、苅田章『超常現象』(NHK出版、二〇一四年)に寄せて
柄谷行人『哲学の起源』(岩波書店、二〇一二年)の序論に寄せて
デフォルトモード・ネットワークとは何か―越野英哉「デフォルトモード・ネットワークから見たワーキングメモリ」(苧阪直行編『社会脳科学の展望』〈新曜社、2012年〉)の要約とそれへのコメント)
著者等紹介
渡部正元[ワタナベマサモト]
1939(昭和14)年秋田県生まれ。元法政大学講師。1970年法政大学大学院人文科学研究科博士課程哲学専攻単位取得。現在・東京唯物論研究会会員、社会主義理論学会会員、昭島市環境フォーラム会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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