出版社内容情報
【著者紹介】
1953年生まれ。1979年早稲田大学大学院(社会学専攻)中退。市井の研究者として行為理論に基づく社会学基礎理論の著述を続ける。解釈的な行為論を排し、現実に生きている個人としての行為主体という視点を根拠として、行為、社会関係、社会運動、社会変動の各分野を統括する社会学を確立。主著に『行為の集成―行為論的社会学基礎理論』(2011)がある。本書は、行為の理論を現実の歴史過程の解明へと広げた、その応用理論編になる。
目次
緒論(社会科学の応用と社会の変革;本理論の基礎である「行為の基本原理と原則」)
第1章 支配と歴史の法則(支配;支配の下の人間;人間がつくる歴史の法則―行為論的唯物史観)
第2章 資本主義の支配(資本主義における支配、または自由;資本主義制度下の行為者;資本主義国家の歴史的法則、または腐朽)
第3章 資本主義が内包する将来社会、または支配からの解放(内在する変革傾向の発現;社会変更への過程;支配からの解放から人間の解放への論理過程)
著者等紹介
隈栄二郎[クマエイジロウ]
1953年生まれ。1979年早稲田大学大学院(社会学専攻)中退。市井の研究者として行為理論に基づく社会学基礎理論の著述を続ける。解釈的な行為論を排し、現実に生きている個人としての行為主体という視点を根拠として、行為、社会関係、社会運動、社会変動の各分野を統括する社会学を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。