出版社内容情報
時代・人権・国家・戦争・資本主義・幸福という視点から基本的な条文を引きつつ、解き明かす。
われわれの基本的人権を保障し、人らしい、人間らしい生き方を守る日本国憲法、独裁者(たち)が主人公ではなく、われわれ自身が主権者として国を治めることを定めた日本国憲法、われわれを戦争の恐怖から解放して、平和に生きる道を示す日本国憲法――このような日本国憲法は、われわれに優しい、そしてたくましい。
私は、本書で、日本国憲法のそのような優しさとたくましさを、できるだけていねいに確かめていきたいと思います。(はじめにより)
序章 「日本国憲法」というモノとコト
第1章〈時代〉が生み、〈時代〉を生きる日本国憲法
第2章〈われわれ〉に人権を保障する日本国憲法
第3章〈国家〉の権力行使を縛る日本国憲法
第4章〈戦争〉を退け、〈平和〉への道を開く日本国憲法
第5章〈日本資本主義〉の異常を射る日本国憲法
第6章 〈幸福〉への道を照らす日本国憲法
【著者紹介】
1946年鹿児島県生まれ。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。駒澤大学経済学部教授を経て、同大学名誉教授。専門は国際経済論、とくに<南北問題>論。十数年前から、目前の「日本社会」と「国家」の問題、とくに「生活」の問題に関心を強める。著書に、『世界経済と第三世界』(大月書店)、『国家とわれわれ』『「生活」とは何か』(共に合同フォレスト)、『第三世界への視点』(大月書店、共著)、『現代国際経済論』(学文社、共著)、『開発とグローバリゼーション』(柏書房、共著)ほか。
内容説明
日本国憲法は、優しく、たくましく、いっしょに生きるための“宝”であることを、時代・人権・国家・戦争と平和・資本主義・幸福という視点から基本的な条文を引きつつ、解き明かす。同時に、自民党「改正草案」の時代錯誤と危険性を論証する。
目次
序章 「日本国憲法」というモノとコト
第1章 “時代”が生み、“時代”を生きる日本国憲法
第2章 “われわれ”に人権を保障する日本国憲法
第3章 “国家”の権力行使を縛る日本国憲法
第4章 “戦争”を退け、“平和”への道を開く日本国憲法
第5章 “日本資本主義”の異常を射る日本国憲法
第6章 “幸福”への道を照らす日本国憲法
著者等紹介
徳永俊明[トクナガトシアキ]
1946年鹿児島県生まれ。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。駒澤大学経済学部教授を経て、同大学名誉教授。専門は国際経済論、とくに“南北問題”論。十数年前から、目前の「日本社会」と「国家」の問題、とくに「生活」の問題に関心を強める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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