おとうとのねじまきパン―ずっとむかし、満州という国であったこと

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おとうとのねじまきパン―ずっとむかし、満州という国であったこと

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772615532
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8095

出版社内容情報

「満州国」を知っていますか?

みなさんは、「満州」という言葉を聞いたことがありますか?
かつて日本が、中国大陸につくった国の名前です。
しかし、なぜか、現代の人たちは、この国のことをほとんど知りません。
(本文冒頭より)

戦争が終わった時、中国の「満州国」にはたくさんの日本人取り残された。
13歳の少女和子さんは日本への帰国をめざすが、弟は病気になり・・・。
「満州国」を知らない子どもたちへ、その悲しい歴史をやさしく語るノンフィクション。
小学校高学年~

内容説明

「満州国」を知っていますか?戦争が終わった時「満州国」にはたくさんの日本人が取り残された。13歳の少女、和子さんもその1人だった…。満州の悲しい歴史をやさしく語るノンフィクション。小学校高学年から。

目次

第1章 満州へ向かった一家
第2章 戦争で変わっていった小学校生活
第3章 にげまどう日本人
第4章 どん底の生活
第5章 おとうとのねじまきパン

著者等紹介

高橋うらら[タカハシウララ]
児童文学作家。慶應義塾大学経済学部卒業。日本児童文芸家協会理事。戦争や動物福祉などをテーマに「命の大切さ」を主題としたノンフィクションを執筆。『災害にあったペットを救え 獣医師チームVMAT』(小峰書店、2019年)で第3回児童文芸ノンフィクション文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモ

42
かつて日本が中国大陸につくった国「満州」。終戦時、約150万人の日本の民間人が住んでいた。どんな生活をしていたか、帰国がどんなに困難なものだったのか分かりやすく書いてある。スチーム暖房機のある豊かな生活から一転、日本軍は姿を消し、自分たちで帰国することになる。日本軍に虐げられたため襲い掛かって来る中国の人たち。ソ連軍がつくった日本人用の収容所でのソ連兵の女性への過酷な出来事。戦争中、政府は本当のことを隠すことがあるので、ただ信じるのではなく、自分でよく調べ、確かめ、考えることが大切という言葉が心に残った。2025/02/26

Kurara

38
★4 満州の話は日本の『闇』の部分でしょうか。 一家で移民したことで地獄を味わうことになった13歳の和子さん一家。無事に日本に帰れたほんの一部の人だったのですね。弟さんの部分がとても悲しく信じられない光景でした。今もなお戦争によってこのような惨劇が繰り返されてるのですね。人間て何のために生きて行くのでしょうか。 #NetGalleyJP2024/01/29

わむう

27
満州引き揚げに関する本はよく読んでいる方だと思います。どの文献も子どもが犠牲になっており、読み進めるのが辛いことが多いです。この本は満州に渡った日本人が気の毒だと訴えるのではなく、日本人の移住によって故郷を奪われた現地の人の憎しみや悲しみ、そこでの日本兵の傲慢さ、満州に一般人を置き去りにした日本軍の身勝手さ、最後に政府の情報を鵜呑みにせずに自分自身の頭で考えよと警告があります。児童書にしてはシビアなあとがきだと思いました。 2024/09/02

りらこ

23
満州に行こう!理想の国家満州。こんなキャッチフレーズで移住をした人達。この本の主人公和子さんは父親の仕事の関係で移住することになります。夢も希望も持って。整備された美しい街、日本とは違う道幅と暖房設備など。しかし、無人の地域だったわけではなく先住の中国の人たちを追い出して、「人工的に造られた街」。そしてソ連軍の侵攻と、終戦。和子さんの目線で語られる蛮行は、被害者としての目線です。本の著者は、その理由も入れることを忘れてはいません。幼い弟の存在。この本のタイトルにもなった出来事には胸が締め付けられます。 2024/03/30

まる子

22
#NetGalley 第二次世界大戦。広島県と長崎県に原爆投下された日本。世界で唯一の被曝国でもある。戦闘機を造るために、勝ち目がないのに、国民に我慢を強いた。自分たちこそ被害者だと思っている。確かにそうかも知れない。けれどそれ以前に日本は満州で朝鮮人や中国人に何をしたかを忘れたのだろうか。日本人が原爆投下の悲惨さを語り継ぎ忘れないのと同じく、他国の人も日本にされた事を語り継いでいるのは同じだった。原和子さんが幼少期〜中学生頃に満州で体験した話し。児童書でありながらも考えさせられる本だった。2024/05/22

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