バイヤード・ラスティンの生涯―ぼくは非暴力を貫き、あらゆる差別に反対する

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バイヤード・ラスティンの生涯―ぼくは非暴力を貫き、あらゆる差別に反対する

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772614672
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0037

内容説明

バイヤードは、暴力に頼らずにトラブルを起こす達人でした。第二次大戦中、非暴力が正しいと信じて刑務所に入ることを厭わない勇気を持っていましたし、1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を成功させた、頭脳明晰な人でもあります。キング牧師のような、当時はまだ若い指導者たちに非暴力の闘い方を教え、そうした人たちを公民権運動で強い影響力を持つ人物に育て上げた謙虚な人でした。

目次

キング牧師の陰に隠れて
大家族
地下鉄道
一番になる
抗い続けて
非暴力の力
非暴力直接行動
戦争はまちがっている
ジム・クロウのバス
人種差別のある軍隊
鎖につながれて
非暴力に定評のある人物
「病」
バスボイコット運動
裁判闘争から直接行動へ
お払い箱にされて
ワシントン大行進の立て役者
「わたしには夢がある」
暴動
キング牧師暗殺
ゲイの人権
自由の鐘を鳴らそう
考えてみよう 議論してみよう
バイヤード年譜

著者等紹介

ハウトマン,ジャクリーン[ハウトマン,ジャクリーン] [Houtman,Jacqueline]
フリーランスの作家。ウィスコンシン州マディソン市にあるウィスコンシン大学で、病原微生物学の博士号を取得。大人向けにも子ども向けにも、科学読み物を多数執筆。夫とともに、バイヤードの故郷ペンシルベニア州ウエストチェスターでクエーカーの結婚証明書を取る。ウィスコンシン州在住

ネーグル,ウォルター[ネーグル,ウォルター] [Naegle,Walter]
バイヤード・ラスティンが亡くなるまでの10年間、バイヤードの同性パートナーだった。バイヤードが国内の公民権運動と、国際問題、とりわけ難民問題や人権問題に取り組んでいた1977年に出会う。長年、非暴力や社会正義の問題に関心を持っており、バイヤードと共通の価値観や関心、信念を抱いていた。フォーダム大学を卒業後、A・フィリップ・ランドルフ教育基金でバイヤードとともに働き始める。1987年にバイヤードが亡くなると、彼の価値観や活動を広め、彼の業績を知ってもらうための民間の財団「バイヤード・ラスティン基金」の創設に尽力。2013年、同性パートナーとして、亡くなったバイヤードの代わりにホワイトハウスで大統領自由勲章を受け取った

ロング,マイケル・G.[ロング,マイケルG.] [Long,Michael G.]
エリザベスタウン大学で宗教学や、平和や紛争についての学問を教える准教授。また、1950年代の公民権、宗教、政治、和平の構築についての本に作者、編集者として多数関わる。ジョージア州アトランタにあるエモリー大学から博士号取得。ペンシルベニア州在住

渋谷弘子[シブヤヒロコ]
県立高校で27年間英語を教えたのち、翻訳の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

47
公民権運動の、そしてキング牧師の「I have a dream」スピーチで有名なワシントン行進の立役者の一人でありながら、知られることのなかったある素晴らしい男性のノンフィクションです。黒人としてだけでなく、同性愛者としても差別されたこの男性が、非暴力の姿勢を貫き、自分を偽らず生きた姿に胸を打たれました。死後の大統領からの勲章授与を同性のパートナーが受け取ったというエピソードを嬉しく思いつつも、まだまだ世の中には戦わなければいけない差別があることにも思いが行きました。今年初読みにふさわしい一冊でした。2022/01/04

Shimaneko

11
ローザ・パークスより10年以上前にバスの白人専用席に座って逮捕され、キング牧師を非暴力の闘いへと導き、あのワシントン大行進を実現させた立役者なのに、ゲイであるがゆえに、長年不当な扱いを受けていた unsung hero の伝記。YA向けなので、いい年こいた大人にはちょっとダルかったり、ぶっちゃけ翻訳もややアレだったりするものの、なかなか興味深い解説がてんこ盛りで、読めてよかった。没後だいぶ経った2013年に、大統領自由勲章が授与されたそう。ずいぶん時間がかかっちゃったね。2022/08/11

ゆるこ

3
NGOに勤めてたときのボスが、ニュースレターで強く勧めていたので買って読んだ。編集者が「こんな無名の人の伝記を出すのは大決心が必要だった」と話してたそうだ。日本の若い人たちに読ませたいと思った翻訳者の熱意に絆されて出版に至ったとのこと。 若い人向けの本でとても読みやすい。いまここでこの本に出会うということの意味を思ったら、緊張した。もしかしたら自分もこんな風に闘う必要が出てくるのかもしれない、闘い方を知っておかなくてはと、急にリアルに思う。少し、怖い。

yamareco51

2
ロシアによるウクライナの侵略から、どうすれば戦争を防ぐことができるのかとつらつらと考えていた。非暴力が望ましいけれど、現実はなかなかうまくいかない。それでも非暴力を貫いた一人としてたまたま知るきっかけを得た。アメリカではバイヤードは晩年そこそこ有名になったようだが、ノーベル平和賞を受賞したキング牧師と比較して格段に知名度は低い。バイヤードが一時傾倒していた共産党がアメリカでどのように見られていたかなども知ることができ、勉強になった。バイヤードの生きた1912-1987年は2つの世界大戦があった。2022/05/21

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