内容説明
うちのママはほんとにいっしょうけんめいおしごとをしてるし、おかねのかからないたのしいことをいっぱいしってるの。でもうちにたべるものがなくなっちゃったらママとフードバンクにいかないと。いつかはそんなしんぱいいらなくなるよね…。
著者等紹介
ミルナー,ケイト[ミルナー,ケイト] [Milner,Kate]
ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズでイラストレーションを学んだのち、アングリア・ラスキン大学大学院で絵本・児童書のイラストレーションを専攻、修士号をとる。作品は複数の雑誌に掲載され、イラストと版画はロンドンのギャラリーや国内巡回展で見ることができる。絵本デビュー作『なんみんってよばないで。』(合同出版、邦訳)で2016年ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館イラストレーション賞を、2018年クラウス・フリュッゲ賞を受賞
こでらあつこ[コデラアツコ]
小寺敦子。お茶の水女子大学大学院修了。短大非常勤講師、私設ゆりがおか児童図書館の活動を経て、英語圏の子どもの本の翻訳を始める。日本翻訳家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nana
86
明るい描写だけど根底にあるのは貧困。子供が読んでどうとらえるのか気になった。2021/03/29
ぶんこ
61
お母さんとの二人暮らしの女の子。大好きなシリアルが空っぽ。子猫を飼うために小銭貯金をしているけれど、それも使わなくてはならない日もある。そして今日はお金がない日。フードバンクに行かなくては食べる物がありません。お母さんはフードバンクが苦手。頑張ってもお金がない日もある。暗くならずに夢を語る親子が素敵。よその国のこととは言えない。日本もフードバンクが必要になっています。きな臭い今、他国が攻めてくるかもしれない。お互い「明日は我が身」と思えば、自然に助け合える。2022/05/23
とよぽん
56
イギリスに住む作者のケイト・ミルナーは、絵本作家であり地元のフードバンクへの協力を呼びかける活動もしているそうだ。日本では子供の貧困は7人に1人と言われて久しい。このコロナ禍で、さらに現状は厳しくなっていると思われる。絵本に登場する女の子が、親の経済状況を知っているのが切ない。2021/02/14
まま
48
なにかこう、ひとひねりあって、ほっこりみたいなのを想像して読んだので、しんどかった〜( ;∀;)。ど直球の貧困、フードバンク等の事を描いた絵本。読み聞かせにはいろいろ問題が多いけど、読んで欲しい本だなぁ。2021/07/04
ヒラP@ehon.gohon
44
私の読み聞かせで使わせていただいている場所が、このような取り組みをしているところなので、改めてフードバンクについて復習し、実感しました。 身近にそのような活動がある、次第に増えているということは、貧困が次第に増えていることに他ならないのです。 子ども食堂も同じです。 これは喜ぶべきことなのか、憂えることなのか、社会問題の奥深さを痛感します。2021/05/26
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