内容説明
ここで生まれた子どもには、未来の選択肢が1つしかない。母も父も祖母も祖父も、みんな農園労働者になってきた。19世紀からほとんど変わらない閉ざされた社会のシステム、くらしの環境、そして差別。21世紀にもなって、それはあまりにアンフェアだ。日本で紅茶を飲む私たちにできること。
目次
第1章 スリランカという国
第2章 紅茶の国・スリランカの歴史
第3章 紅茶をつくる人びと
第4章 社会から取り残される紅茶農園
第5章 農園のコミュニティが抱える6つの問題
第6章 植民地時代の遺物になっているプランテーション
第7章 紅茶農園の子どもたちにも夢がある
第8章 子どもたちが人生を選択できるようになるために
第9章 わたしたちにできること
著者等紹介
栗原俊輔[クリハラシュンスケ]
宇都宮大学国際学部准教授。1967年生まれ。1990年、専修大学経済学部経済学科を卒業。その後渡米し、2000年、米国School for International Trainingを修了(Master’s Program in International and Intercultural Management)。2013年横浜国立大学国際社会科学研究科にて博士号(学術)取得。国際NGO「CARE USA」のスタッフとして、長年スリランカの紅茶プランテーションの労働者を支援するプロジェクトに携わり、その後JICAの専門家としても、スリランカで勤務。2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
ochatomo
ののまる
kanki
tellme0112