内容説明
子どもたちが直面する問題を解決する30のアプローチ。子どもと学ぶ!国際理解・権利学習の入門書。SDGs(持続可能な開発目標)を実践的に学べるヒントが満載。
目次
1 世界中で「子どもの権利」が奪われている
2 日本でも「子どもの権利」が守られていない
3 「子どもの権利条約」で世界を変える!
4 子どもが社会に参加する権利を実現しよう
5 子どもの生きる権利を実現しよう
6 子どもが成長する権利を実現しよう
著者等紹介
甲斐田万智子[カイダマチコ]
認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)代表理事。文京学院大学教授。専門分野は「国際協力」と「子どもの権利」。日本ユニセフ協会勤務を経て、ブータン、インドに滞在。1996年にシーライツに入職。カンボジアで児童労働・人身売買防止事業に従事
荒牧重人[アラマキシゲト]
山梨学院大学教授。憲法・子ども法専攻。NPO法人国連NGO子どもの権利条約総合研究所代表。地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム実行委員長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
47
子どもの権利を擁護することとSDGsを達成することが車の両輪であるとの考えにOh!と思った。2019年10月初版第1刷発行。私は4年もたってから読んだことになる。この本の存在を知らなかったことが悔やまれる。175ページの薄さにとても濃い内容で、世界や日本の子どもの権利が奪われている例、子どもの権利を保障し擁護する実践例が豊富に紹介されている。「子どもの権利条約」をベースに、「生きる権利」「成長する権利」「社会に参加する権利」の実現に向かって30の方法を提案。語りかける文体で写真やイラストも多い。良書!2023/12/22
katoyann
25
子どもの権利条約とSDGsの関連性を照らし合わせながら、世界の子どもの実情について説明した本である。子どもの権利条約の入門書であり、NPO・NGOの活動家と研究者が分担して執筆している。児童婚の慣習は知っていたが、例えばインドでは15歳未満で18%の女性が結婚し、さらに18歳未満では婚姻率が47%に達するという数値に驚いた。早期出産は生命にリスクを伴い、かつ教育の機会を奪うので、女性の権利侵害である。その他、子ども兵の存在や人身売買など、世界の深刻な権利侵害が具体的に記されている。読み応えがあった。2023/04/10
yoshi
3
図書館の書棚から手に取った本。子どもの権利に関するテーマをSDGsに絡めて紹介してくれる本で、知ってるつもりになりやすい大人はもちろん中高生くらいから読むのが良さそうな内容。改めて『子どもの権利条約』を知り、また、個人的には川崎市の『子どもの権利に関する条例』や『川崎市子ども会議』の取り組みをはじめ、子どもの居場所づくりとしての「子ども夢パーク」「フリースペースえん」などが印象的。世界中の社会問題はすべて社会的弱者であり未来の担い手であるはずの子どもに被害が及ぶことを改めて考えさせられる。2021/01/04
shizuca
3
子どもの日に再読。 自分はまだまだ何も知らないのだとつくづく思う。こどもたちが優しさにつつまれ、愛情を知りながら成長することができる世界になりますように。2020/05/05
読生
2
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/47726140362021/02/25
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