憎悪の広告―右派系オピニオン誌「愛国」「嫌中・嫌韓」の系譜

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憎悪の広告―右派系オピニオン誌「愛国」「嫌中・嫌韓」の系譜

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772612517
  • NDC分類 051
  • Cコード C0036

出版社内容情報

これまで20年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。

朝刊をめくると、通勤電車の中吊りを見上げると目に飛び込んでくる(活字がデカいから)、思わず「…アナタいったいどうしたんです?」と見出しを考えた人に問いかけたくなるほど「嫌中・嫌韓・愛国」っぷりが暴走している雑誌広告の数々には朝から本当にゲンナリです。
こんなのをスルーしてたら安倍内閣ができちゃった

さまざまなメディアで流され、私たちの生活のなかで「慣らされてきた」、「愛国」&「嫌中・嫌韓」イデオロギー。
1993年の「朝鮮半島危機」を出発点とし、これまで20
年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。

第一章 テポドン恐怖から日本核武装論へ
第二章 脳内「大東亜戦争」はいまだ終わらず
第三章 歴史教科書問題の狂騒
第四章 戦争責任ロンダリング
第五章 「反日教育」のまぼろし
第六章 怨霊と生霊が集う「靖国神社」
第七章 「ジェンダーフリー」の虚像と「親学」の虚妄
第八章 ああ「愛国心」
第九章 「反日包囲網」妄想
第十章 憎悪の「中国」像
第十一章 韓国ヘイトの歴史的変遷
第十二章 「歴史戦争」の怒号
第十三章 仮想サヨクとたたかう「理論武装」指南

【著者紹介】
1965年生まれ。大学非常勤講師(哲学)。歴史修正主義やヘイトスピーチが右派の世界観のなかでどのように位置づけられているのか、を研究対象としている。関連する論文に「『ネット右翼』の道徳概念システム」(『現代の理論』、明石書店、2008年新春号)、「右派のイデオロギーにおけるネット右翼の位置づけ」(駒井洋監修・小林真生編著、『レイシズムと外国人嫌悪』、明石書店、2013年)などがある。

内容説明

さまざまなメディアで流され、私たちの生活のなかで「日常化」し「慣らされてきた」、「愛国」&「嫌中・嫌韓」イデオロギー。1993年の「朝鮮半島危機」を出発点とし、これまで20年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。

目次

テポドン恐怖から日本核武装論へ
脳内「大東亜戦争」はいまだ終わらず
歴史教科書問題の狂騒
戦争責任ロンダリング
「反日教育」のまぼろし
怨霊と生霊が集う「靖国神社」
「ジェンダーフリー」の虚像と「親学」の虚妄
ああ「愛国心」
「反日包囲網」妄想
憎悪の「中国」像
韓国ヘイトの歴史的変遷
「歴史戦争」の怒号
仮想サヨクとたたかう「理論武装」指南

著者等紹介

能川元一[ノガワモトカズ]
1965年生まれ。大学非常勤講師(哲学)。歴史修正主義やヘイトスピーチが右派の世界観のなかでどのように位置づけられているのか、を研究対象としている

早川タダノリ[ハヤカワタダノリ]
1974年生まれ。フィルム製版工などを経て、現在は編集者として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

37
保守系雑誌「正論」「諸君!」「SAPIO」の新聞に載った広告の見出し20年分のの考察。誰が買うんだこの手の雑誌とスルーしてるけど、確かに見出しだけでも毎月目にしていれば愛国や嫌韓気分も高まるかー。恐ろしやトンデモ見出しの数々…。しかし知らなかったけど諸君は文藝春秋社なのねー。文芸書の編集者になりたくて入社した若者が諸君!編集部に配属される、みたいなこともあんだろか?それ小説で読みたい。あとこの本コメント欄の活字がとても小さいので老眼にはキツイのが難点。2016/08/14

向う岸

12
広告に見る保守系雑誌の主張。保守系思想の行動原理には「自分は不当に扱われている」という抑圧と「曖昧さへの低耐性(不寛容)」があるのだということが良く判る。建前や正義を理由に暴走する怖さをひしひしと感じる今日このごろ。存在しない脅威に怯え、ありもしない危機を煽るというのは右派・左派を問わずに行われるのだな。筆者には責任がないけど、同じような主張の広告を繰り返し読まされるのでやや閉口した。2016/04/14

加藤久和

8
下品な右翼雑誌の浮足立った広告の連続にさすがにうんざりしてきてしまうが、それらを鼻先で笑って済ますことなくこの本のように丁寧に批判していく作業はとても重要であると思った。自分が故無く攻撃されているという恐怖と周囲への敵対心。他者をシャッタアウトして自己完結の日の丸妄想を肥大化させていく精神の病の典型例を右派オピニオン誌に見る。まともな人間でありたければ世界で流通している常識を意識しつつ自己点検を続けていくしかない。こんな広告に引っかかってヘイトを撒き散らす無意味で有害な人生を送ってはならないと強く思う。2018/08/12

kamayan1192

6
労作。早川タダノリさんが担当した広告図版を見ていると、「ああ、右翼オピニオン雑誌って、『ムー』に似ているな」、とも思うし、「右翼オピニオン雑誌ってエロ本(煽情本)なんだな」とも思う。憎悪を煽情させることだけが目的で、論理とか現実とかは雑誌の目的として問わないという。でも『ムー』やエロ本ファンタジーを現実だと思い込むと悲惨なことになるわけで。そして今悲惨なことに日本はなっている。2015/10/18

sasha

5
忙しそうだよな、右派論壇誌は。常に敵を見つけ出して戦っているのだも。「広告は煽ってナンボ」。広告業界の片隅に身を置いたこともあるのでそれは分かるんだが、仮想敵を作り過ぎだろう。世の中、敵か味方かだけばかりで考えていたら疲れないんだろうか。こうやって右派論壇誌の広告に一挙に目を通すとお腹いっぱいになるわ。被害者意識をこじられると、世の中がこんな風に見えるのかしらね。2016/06/30

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