出版社内容情報
これまで20年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。
朝刊をめくると、通勤電車の中吊りを見上げると目に飛び込んでくる(活字がデカいから)、思わず「…アナタいったいどうしたんです?」と見出しを考えた人に問いかけたくなるほど「嫌中・嫌韓・愛国」っぷりが暴走している雑誌広告の数々には朝から本当にゲンナリです。
こんなのをスルーしてたら安倍内閣ができちゃった
さまざまなメディアで流され、私たちの生活のなかで「慣らされてきた」、「愛国」&「嫌中・嫌韓」イデオロギー。
1993年の「朝鮮半島危機」を出発点とし、これまで20
年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。
第一章 テポドン恐怖から日本核武装論へ
第二章 脳内「大東亜戦争」はいまだ終わらず
第三章 歴史教科書問題の狂騒
第四章 戦争責任ロンダリング
第五章 「反日教育」のまぼろし
第六章 怨霊と生霊が集う「靖国神社」
第七章 「ジェンダーフリー」の虚像と「親学」の虚妄
第八章 ああ「愛国心」
第九章 「反日包囲網」妄想
第十章 憎悪の「中国」像
第十一章 韓国ヘイトの歴史的変遷
第十二章 「歴史戦争」の怒号
第十三章 仮想サヨクとたたかう「理論武装」指南
【著者紹介】
1965年生まれ。大学非常勤講師(哲学)。歴史修正主義やヘイトスピーチが右派の世界観のなかでどのように位置づけられているのか、を研究対象としている。関連する論文に「『ネット右翼』の道徳概念システム」(『現代の理論』、明石書店、2008年新春号)、「右派のイデオロギーにおけるネット右翼の位置づけ」(駒井洋監修・小林真生編著、『レイシズムと外国人嫌悪』、明石書店、2013年)などがある。
内容説明
さまざまなメディアで流され、私たちの生活のなかで「日常化」し「慣らされてきた」、「愛国」&「嫌中・嫌韓」イデオロギー。1993年の「朝鮮半島危機」を出発点とし、これまで20年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。
目次
テポドン恐怖から日本核武装論へ
脳内「大東亜戦争」はいまだ終わらず
歴史教科書問題の狂騒
戦争責任ロンダリング
「反日教育」のまぼろし
怨霊と生霊が集う「靖国神社」
「ジェンダーフリー」の虚像と「親学」の虚妄
ああ「愛国心」
「反日包囲網」妄想
憎悪の「中国」像
韓国ヘイトの歴史的変遷
「歴史戦争」の怒号
仮想サヨクとたたかう「理論武装」指南
著者等紹介
能川元一[ノガワモトカズ]
1965年生まれ。大学非常勤講師(哲学)。歴史修正主義やヘイトスピーチが右派の世界観のなかでどのように位置づけられているのか、を研究対象としている
早川タダノリ[ハヤカワタダノリ]
1974年生まれ。フィルム製版工などを経て、現在は編集者として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kamayan1192
sasha