「積極的平和主義」は、紛争地になにをもたらすか?!―NGOからの警鐘

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「積極的平和主義」は、紛争地になにをもたらすか?!―NGOからの警鐘

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772612449
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

戦争や紛争は、武力では決して解決できない。

安倍首相は「紛争地の日本人を自衛隊で守る」と言うが、それが決して出来ない理由を、紛争地で人道支援活動をしてきたNGOが、具体的な事例で明らかにする。
平和憲法が、日本の武力行使を許してこなかったからこそ、紛争地で日本人は現地の人々から厚い信頼を得て、危険な時にも協力してくれる関係ができていた。
現政権の積極的平和主義の間違いが、よく理解できる本。

【著者紹介】
1958年東京生まれ。日本国際ボランティアセンター(JVC)代表。中央大学大学院法律研究科修士課程修了。1986年からJVCのスタッフとして、タイ・カンボジア国境の難民キャンプで活動。94年から8年間事務局長を務める。この間、地域の国際協力推進会議、NGO非戦ネット等に関わる。2002年からJVCアフガニスタン代表。2006年11月より現職。国際協力NGOセンター(JANIC)副理事長。NGO・外務省定期協議会政策協議会のコーディネーターなども務める。著書に『NGOの選択』、『NGOの時代』、『NGOの挑戦』(すべて共著、めこん)などがある。

目次

第1章 利用される「積極的平和主義」
第2章 NGOが経験してきた紛争現場の現実(外国軍が住民の反発を生んだアフガニスタンの事例;日本が不当な戦争に加担したイラクの事例;外国人救出にPKOが動けなかったスーダンと南スーダンの事例;自衛隊の「駆け付け警護」の危険を考えるカンボジアの事例;PKOの武力介入が失敗したソマリアの事例)
第3章 紛争現場の現実を無視した自衛隊派遣の危険性
第4章 作られる戦争と人道支援(戦争を時間の経過の中で見る;戦争と人道援助)
第5章 日本にはどこの国にも果たせない役割がある(平和国家としての外交資産の活かし方;日本の中立主義を考える;国連改革を通して新たな安全保障の構築を考える;市民による平和構築の試み)

著者等紹介

谷山博史[タニヤマヒロシ]
1958年生まれ。日本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事。中央大学大学院法律研究科博士課程前期修了。1986年からJVCのスタッフとして、タイ・カンボジア国境の難民キャンプで活動。94年から8年間事務局長を務める。2002年からJVCアフガニスタン代表。2006年11月より現職。国際協力NGOセンター(JANIC)理事長など多数のネットワークに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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壱萬参仟縁

36
谷山博史氏によると、ガルトゥングのいう構造的暴力が背景の暴力やテロや紛争なら、アメリカや国際社会の有志連合が武力で押さえつけても、解決できない(17頁)。佐藤真紀氏によると、受容される努力を怠ってきた人道支援がとるべき道は、政府の外交政策を実施する機関として、抑止力、武装した軍に護衛してもらわざるをえなくなるのでしょうか? と疑義を呈する。そのことは、まさに戦争に加担することにつながるのではないでしょうか、と(49頁)。2016/02/23

かじやん0514

6
これ、必読。紛争地の現実から導き出される、武力によらない平和の有効性。2015/08/29

砂希ちま

3
生協の学習会で筆者を知りました。スーダンやパキスタンなどの紛争地で何が起きているかは、めったに報道されません。一般市民と戦闘要員の区別がつかなければ、まとめて砲撃されるのですね。安保法制が成立したことで、日本は市民の銃口を向ける立場になるかもしれず、暗い気持ちになりました。筆者のサイン本をゲットして超ウレシイです♪2016/07/11

りうかん

2
紛争地の中で中立的立場で人道支援をやってきた組織によって書かれた本。積極的平和主義の本来の意味の解説から、アメリカ各国が紛争地で何をしてきたか、結果何を引き起こしたかを日本では決して報道されることのない、現地視点で書いている。全部が正しいと言うつもりはないけれども、アメリカの本音と建前が透けて見える一冊。2015/12/05

加藤 勤

1
アフガニスタンやカンボジアで、保険医療や教育支援などをおこなっているNGO、JVC(日本ボランティアセンター)のスタッフの方々が、「積極的平和主義」の動きに警鐘を鳴らした本です。 個人的な見解ですが、「集団的自衛権」とか「積極的平和主義」という言葉はどうもまやかしのように感じます。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-12183542374.html2016/07/23

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