理想の教室<br> カフカ『断食芸人』“わたし”のこと

電子版価格 ¥1,100
  • 電書あり

理想の教室
カフカ『断食芸人』“わたし”のこと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622083153
  • NDC分類 943
  • Cコード C1398

内容説明

芸人にとって断食はしかたなかった。なぜなら「口にあう食べものを見つけることができなかったから」。『変身』のカフカによるこの短編をよく読んでみれば、そこにはラストメッセージとしての奇譚がくっきり浮かび上がる。不幸であることを書いて寓話になりきれない“わたし”の文学に、いまこそ私たちの世界が追いついた。

目次

第1回 読解ゲーム(1節、断食芸人たちと、この断食芸人;檻とガラスの箱;2節、“公衆” ほか)
第2回 “わたし”の寓話(作品と作者;寓話になりそこなった寓話;アルキメデスの点 ほか)
第3回 “わたくし小説”と“私小説”(私小説の伝統とカフカ;カフカとカサイ;「贋物」(一九一七)
「不幸であること」(一九一〇)
自由で無拘束な文学的ジャンル
幽霊との対話)

著者等紹介

三原弟平[ミハラオトヒラ]
1946年生まれ。京都大学教授。専門はドイツ文学。二〇世紀初頭のドイツ文学、とくにカフカ、ベンヤミンを中心に二〇年代、三〇年代の作家・思想家たちを問題にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。