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出版社内容情報
バンダジェフスキー博士、待望の第三弾!
まえがき A.V.ヤブロコフ
第1部 チェルノブイリ惨事の放射線、人口、伝染病、医学の現状
1.1 チェルノブイリ原発事故前後のベラルーシ共和国の
放射線エコロジーの状態、人口と人びとの健康の問題
1.2 ウクライナのチェルノブイリ事故被災郡の医学と人口の状態
1.3 チェルノブイリ原発事故の被害が大きいキエフ州
イワンコフ郡の住民の健康状態
第2章 人間の生命に重要な臓器と系の
セシウム137取り込みによる病理過程
2.1 人間や動物の体内への放射性セシウム取り込み、それに影響する要因
2.2 セシウム137を取り込んだ内臓の組織と機能の変化
2.3 セシウム137で汚染された地域に住んでいる子どもの心血管系の変化
2.4 体内に取り込まれたセシウム137が免疫系と造血系に与える影響
2.5 セシウム137で汚染された地域に住んでいる子どもの視覚器官の病態
2.6 セシウム137を取り込んだ女性の生殖系、妊娠経過、胎児の発育
2.7 長寿命放射性核種取り込み症候群
第3部 チェルノブイリ原発事故の被災地の住民の健康を
良い状態に変える活動の基本方向
むすび Yu.I.バンダジェフスキー
【著者紹介】
1980年、国立グロドノ医科大学卒業。1982 年、病理解剖の臨床研修を終え、ジュニア研究者として中央科学研究所に入所、同研究所所長に就任。1990年、ゴメリ医科大学を設立し、1999年まで学長、病理学部長を務める。本研究の成果が、「放射線は人体の健康にほとんど影響しない」というベラルーシ政府の方針に反したことから、入学試験の賄賂汚職の容疑で逮捕され、8年間の禁固刑に処せられる。支援者の陳情によって、5年に軽減されたが、出獄後もベラルーシでは復職できず、フランス、リトアニアを経て、現在はウクライナ(キエフ)に在住。統合分析センター「エコロジーと健康」理事長・教授。2009年、欧州放射線リスク委員会(ECRR)レスボス会議からエドワード・ラッドフォード記念章受賞。
内容説明
人口減少と健康悪化に苦しむチェルノブイリ被災地の実態。チェルノブイリ原発事故以降、ウクライナ・ゴメリ市で死亡した123人を解剖し、特製の測定器で内臓の蓄積放射能を求め、人体組織の変異との関係を調べた類なき研究。チェルノブイリ原発に隣接する町イワンコフに住み、被災の実態解明に取り組み続ける著者の研究成果が、フクシマ後の日本に警鐘を鳴らす。
目次
第1部 チェルノブイリ惨事の放射線、人口、伝染病、医学の現状(チェルノブイリ原発事故前後のベラルーシ共和国の放射線エコロジーの状態、人口と人びとの健康の問題;ウクライナのチェルノブイリ原発事故被災郡の医学と人口の状態;チェルノブイリ原発事故の被害が大きいキエフ州イワンコフ郡の住民の健康状態)
第2部 人間の生命に重要な臓器と系へのセシウム137の取り込みによる病理過程(人間や動物の体内への放射性セシウム取り込み、それに影響する要因;セシウム137を取り込んだ内臓の組織と機能の変化;セシウム137で汚染された地域に住んでいる子どもの心血管系の変化;体内に取り込まれたセシウム137が免疫系と造血系に与える影響;セシウム137で汚染された地域に住んでいる子どもの視覚器官の病態;長寿命放射性核種取り込み症候群)
第3部 チェルノブイリ原発事故の被災地の住民の健康を良い状態に変える活動の基本方向
著者等紹介
バンダジェフスキー,ユーリ・I.[バンダジェフスキー,ユーリI.]
医学博士、教授、ゴメリ国立医科大学創立者、初代学長(1990~1999)、統合分析センター「エコロジーと健康」理事長、ベラルーシ
久保田護[クボタマモル]
チェルノブイリの子供を救おう会代表。茨城大学名誉教授(工学博士)。大正13年(1924)9月生れ、昭和18年(1943)9月旧制水戸高等学校卒業、東京帝国大学入学、昭和21年(1946)9月同学第二工学部卒業、国産鉄工株式会社、下妻第二高等学校、日立工業高等学校、茨城大学工学部に勤め、平成4年(1992)4月茨城大学名誉教授、平成15年(2003)4月叙勲、勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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