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出版社内容情報
最新の医学的知見を基として、ADHDのある人をいかに理解するかについて考えていきます。
ADHDの経過には、周囲の理解と働きかけが大きく影響してきます。本人要因としては、多動性などの行動特徴だけでなく、二次障害としての「自分に自信が持てない、自分を大切に思えない」というマイナスの感情も経過に悪影響を与えてしまいます。反面、ADHDを持ちながら、社会で活躍したり、日々楽しく、ハッピーに生活している人も少なくありません。
本書では、まず最新の医学的知見を基として、特別支援教育や発達障害支援などの社会的動向も踏まえたうえで、ADHDのある人をいかに理解するかについて考えていきます。
第1章 ADHDとは
1 ADHDの概念と歴史
2 ADHDの生物学的知見
1)遺伝学的な要因
2)脳の機能からみた要因
3)神経伝達物質という視点からの要因
3 ADHDの経過
■事例1「特別扱い」を拒んだAくん
第2章 ADHDを理解するために
1 診断
1)診断基準
2)鑑別診断
3)併存症
2 心理アセスメント
1)ウェクスラー式知能検査 2)描画テスト
3)その他の心理検査 4)行動評価尺度
3 行動アセスメント
4 生物学的アセスメント
1)医学的検査 2)生物学的アセスメント 3)まとめ
5 生活の困り感から
■事例2 子どものころ、私が困ったこと
第3章 ADHDの治療・支援
1 治療・支援の方向性
2 環境調整、行動療法
3 薬物療法
4 心理療法
5 専門プログラムからのヒント
6 感覚統合療法
1)感覚統合とは 2)感覚調整障害とADHD
■事例3:多動でじっとしているのがむずかしいB君
■事例4:刺激に反応しすぎて衝動的に行動するC君
第4章 学校や家庭でできる支援
1 連携
2 学校でできる支援
◆コラム 子どもの特徴とタイミングを考えた支援
3 家庭でできる支援
◆コラム ADHDの子どもと歩んできた15年
4 支援で大切なこと
【著者紹介】
奈良教育大学教育臨床講座教授
内容説明
ADHDの経過には、周囲の理解と働きかけが大きく影響してくる。本書では、まず最新の医学的知見を基として、特別支援教育や発達障害支援などの社会的動向も踏まえたうえで、ADHDのある人をいかに理解するかについて考える。
目次
第1章 ADHDとは(ADHDの概念と歴史;ADHDの生物学的知見 ほか)
第2章 ADHDを理解するために(診断;心理アセスメント ほか)
第3章 ADHDの治療・支援(治療・支援の方向性;環境調整、行動療法 ほか)
第4章 学校や家庭でできる支援(連携;学校でできる支援 ほか)
著者等紹介
岩坂英巳[イワサカヒデミ]
児童精神科医師。奈良県立医科大学卒業。同医大精神医学教室在籍中に米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)児童精神科に留学し、ペアレントトレーニングやソーシャルスキルトレーニングを学ぶ。現在、奈良教育大学特別支援教育研究センター教授(センター長)。専門は発達障害への心理社会的治療の開発と実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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