内容説明
会社の利益のために、若者を使い捨てるブラック企業とその手口を明らかに。
目次
第1章 酷使(長時間労働―長時間労働で過労死に追い込む;サービス残業―「固定残業代」「管理職」を理由に“タダ働き”を強いる ほか)
第2章 辞めさせる(自主退職の強要―肉体的、精神的苦痛を与え自主退職に追い込む;内定辞退の強要―入社前の研修で選抜し内定辞退を強要する ほか)
第3章 精神圧迫(セクハラ―社内の力関係を利用して性的な言動をとる;カルト的社風―経営者の思想を過剰なまでに従業員に注入する ほか)
第4章 金銭搾取(損失押しつけ―多額の損害賠償を要求する;罰金―罰金を請求する ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
41
ブラック企業大賞実行委員会が編集しただけあり、色々な企業の実例が載っておりとても分かりやすかったです。変な社則を紹介するところがあったのですが、ある会社の社則では妊娠するのに上司の許可が必要とか..その他結婚する場合は相手を社長に面談させなければならないなど本当におかしな社則ってあるんですね。酷い会社に潰されない為には酷い会社かどうかの知識が必要。労務関係の様々な規則なども網羅されており、一読の価値ありだと思います。2015/07/12
melon
11
実際、冗談抜きでブラック企業ってかなり多いと思う。2014/06/20
れい
5
法律でいくら禁止されていても、皆が違反していたら、そんな法律なんて効力がないのと一緒なのでは。もうちょっと、破った方が経営陣にとって不利益になると思われるような裁判事例や現状になってくれば別だけど。そこは、国が責を負うところなんだと思うんだけど?2014/09/27
Masashi Ootsuka
2
やはり法律は知っておくべきだなと仕事をしながら痛感する本。 結構あるあるネタが多い一冊。というよりそんな事言ったら僕がほとんどバイトしているところはブラックじゃねぇかよ!という気持ちになりました。 労働基準法は知っておくべきですね。2014/08/20
mikipon
2
ふと目について借りてきたら、中3の息子が読んでた。実際の企業名も出ていて、その実態に驚きました。2013/10/27