内容説明
戦争と平和がテーマの名作を原文やあらすじで掲載。各作品ごとクリティカルな発問を提案、小中学校の授業ですぐに使えます。読書会、ディベート授業、読書感想文などのテキストとしても最適。平和教育と国語教育のための新しい試み。
目次
13歳の少女はなぜ殺されなければならなかったのか 『ハンナのかばん』
地雷はなぜ悪いのか 『地雷ではなく花をください』
最後のかげおくりで、ちいちゃんは幸せになれたのか 『ちいちゃんのかげおくり』
もしもあなたが鬼だったら 日本昔話「桃太郎」
あなたが同じ立場なら、どんな決断をしたか 『杉原千畝物語』
加害者はだれか 『雲』
戦争の背景をどれだけ想像できるか 映画「みんなわが子」
どんな思いで絵を描いたのか 『テレジンの小さな画家たち』
「ぼく」がミルクを飲んだのは罪になるか 『おとなになれなかった弟たちに…』
子どもたちの権利はだれが守るのか 『世界の子どもたちに今おきていること』〔ほか〕
著者等紹介
有元秀文[アリモトヒデフミ]
国立教育政策研究所教育課程研究センター総括研究官。日本の国語教育研究の第一人者。1971年、早稲田大学教育学部卒業後、都立新宿高等学校教諭を勤め、文化庁文化部国語課国語調査官などを経て現職。子どものコミュニケーションと読解力の問題に早くから着目し、改善するための授業方法の開発に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。