内容説明
資源の持たないデンマークでどうしてこんなに水準の高い、教育、医療、福祉社会を実現出来たのか?人が生きるために必要な水と空気を汚染から守り、食料とエネルギーの国内自給に努力し、「弱い者を助ける」という政治の愛情が感じられる社会。デンマークから学ぶものがあるとすれば、国民の生活を守る政治のありかただ。
目次
デンマークという国
「オイルショック」から転換した環境・エネルギー政策
なぜ、デンマークで風力発電か
バイオガスで電気と温水を供給する
廃棄物をエネルギーに換えるシステムを作る
メタンガス・麦わら・木材をエネルギーに換える
国民を育てる教育・起業家を育てる社会
デンマークという国の政治
今、日本の抱える問題は何か?
日本はデンマークから学ぶものがあるか
日本への私の提案
著者等紹介
ケンジ・ステファン・スズキ[ケンジステファンスズキ]
旧姓:鈴木健司。S.R.A.デンマーク、「風のがっこう」代表。1944年、岩手県生まれ。1967年、青山学院大学3年時に中退、デンマーク入国。1968~70年、コペンハーゲン大学政治経済学部で学ぶ。1971~79年、在デンマーク日本国大使館勤務、その後農場経営。1979年、デンマーク国籍取得。1986~90年、中部ユトランド商科大学会計学部に進み、同大学税法学科卒業。1990年、S.R.A.Denmark設立。デンマークの風力発電機、バイオマスプラントを日本に普及させる事業を手掛ける。1997年、「風のがっこう」を設立。デンマークの風力発電、バイオマスプラント、環境教育の視察に訪れる日本人のための研修施設として運営開始。2002年6月、京都府の丹後半島にある弥栄町に「風のがっこう京都」を町営の環境教育施設として開校、運営協力にあたる。2004年4月「風のがっこう栃木」と業務提携、研修業務の支援に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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