出版社内容情報
子どもがトラウマを抱えたとき,いちはやく異変に気づいて回復をサポートしたり,適切なケアにつなげたりすることができるのは,身近にいるおとなたちだ。
本書では,逆境的な出来事の後に起こることが順を追って説明され,養育者や教育・福祉領域で働く人たちが身につけておくべきトラウマの基礎知識,トラウマのある子どもの回復をサポートする具体的な方法についてわかりやすく解説される。
まずは,トラウマが子どもに与える影響,現れる変化,トラウマを引き起こしうる具体的な出来事やリスク要因・保護要因について知る。次に,攻撃性の増進,興味の減退,成績の低下といった行動面の変化や,パニック,フラッシュバック,回避,自傷などのトラウマ反応,そのトリガーとなる刺激への具体的な対処スキルなどが紹介される。また,PTSDなどの専門的支援を受ける必要があるケースや,種々のセラピー,症状の再燃への備えについても触れ,子どもを包括的・継続的に支える方針が示される。
子どもと関わるすべてのおとなが読むべき,トラウマについての入門書であり,明日から使える実践的なこころのケアガイド。
【目次】
著者からの注釈
まえがき
謝辞
はじめに
第Ⅰ部 トラウマについて理解しよう
1章 トラウマってなんだろう?
2章 この子はトラウマをかかえている?
3章 親・養育者が子どもの癒しを支える鍵となる
第Ⅱ部 これから起こることを知っておこう
4章 子どもの行動の変化を理解する
5章 トラウマのトリガーを認識して対応する
第Ⅲ部 子どもの行動上の変化に対応しよう
6章 情緒不安定で,幼さを見せるようになった子どもへの対応
7章 軽度の問題行動への対応
8章 ひきこもりや回避への対応
9章 重大な問題行動への対処
10章 自傷行為や衝動的な行動への対応
第Ⅳ部 そのほかのペアレンティング
11章 専門家の援助を求める
12章 これからのために
訳者あとがき



