出版社内容情報
祖父母世代の孫育てのホンネ、ママパパ世代の子育てのホンネを、そのまますくいとれば、お互いにいらだちがつのり、対立をあおることになってしまう。
ただ、立ち止まって考えれば、わが国の政治経済と共にあった「子育て」論や、母性神話への思い込みこそが、世代間対立を生む根元にあることがわかる。家族ぐるみ・地域ぐるみの子育ての復権が世代間対立解消のカギとなる。
?
孫育てをめぐる祖父母世代の「こんなはずではなかった」というつぶやきには、家族や子育てをめぐって、これまで見落とされてきたさまざまな「思い込み」「幻想」「錯覚」「誤解」等々が潜在している……。
著者のもとに届けられる祖父母たちの声を聴けば、昨今、政府等が中心となって強めている【祖父母力】礼賛の風潮への違和感もまた大きいことを、感じざるを得ないのである。
【目次】
Ⅰ はじめに
祖父母が人知れずつぶやく言葉
私事で恐縮ですが
Ⅱ 孫育てをめぐる諸説・俗説への反発
世の中の声
1●決めつけないで! 孫の世話だって、ずっしりと重い責任を感じてます!
2●決めつけないで! 目に入れれば、孫だって、痛いです。
3●決めつけないで! 祖父母はお金持ちとは限りません!
4●決めつけないで! 孫の世話を頼むのは、親孝行? やっていられません!
*私からのコメント
Ⅲ 検証 祖父母の戸惑い・悩み
祖父母たちの複雑な思いと心の傷
検証その①なぜ、自分たちの子育てが否定されるの?!
*私からのコメント
子育ての「昔」→「今」
検証その②可愛がりたいのに孫のことがわからない
*私からのコメント
検証その③孫が生まれてから、娘・息子夫婦との関係がギクシャクしてしまった
*私からのコメント
検証その④孫が生まれてから、自分たち夫婦の関係もギクシャクしてしまった
*私からのコメント
検証その⑤孫育てというけれど、あまりにも割に合わない
*私からのコメント
Ⅳ 娘・息子夫婦も、実は悩み戸惑っているのです
ママパパ世代の悲鳴
1●自分は正しいと信じて疑わない母の態度に、こちらは自信喪失です
2●過干渉に、もう限界です
3●盆暮れは夫も私も憂鬱です 孫の顔を見せろと迫られるのです
4●二言目には、「孫がかわいそう」心が折れてます
5●好みにあわないプレゼントは正直、迷惑です。でも、言えなくて。
6●私(たち)には私(たち)の子育てをさせてほしい
7●進路にまで口出しされて、子どもが祖父母をさけるようになってしまった
8●私が母親になることをためらっていたのは、母のせいです
Ⅴ ママパパ世代へ そして、祖父母世代へ
1●あなたの親を祖父母ではなく、人生の先を歩んだ人として見ることができたら
いら立ち 幻滅を口にする前に
母性神話に閉じ込められた祖母世代 家庭を省みることも許されなかった祖父世代
祖父母に頼る前に
2●祖父母世代へ
孫は育てるものではありません
距離感をもって見る愛おしさと育つ命へのリスペクト
「わが孫」の祖父母から、「地域の子」の祖父母へ―NPO活動の実践を例に
「理由を問わない一時保育」を実施するために
シニア世代男性たちも参入
祖父母となって得たもの
Ⅴ おわりに
改めて、皆様に本書をお届けすることについて
同じ轍を踏んではならない
「こんなはずではなかった」のつぶやきは、けっして愚痴でも、後悔でもありません
【謝辞】
付録 子育て・孫育てをめぐる「



