内容説明
精神分析における種々の精神活動、患者の変化が達成されるために必要なすべての事象について記す。英国対象関係論・フランス精神分析(Lacan、Laplanche、Green)の邂逅。
目次
第1章 場面を設定すること
第2章 思考と性的アイデンティティの様相
第3章 女性性と女性性の無意識的表象、女性性の中核にある二重性
第4章 面接室でのセクシュアリティ
第5章 ファルス、ペニス、心的空間
第6章 時間とアプレ・クー
第7章 解釈の作業
第8章 反響時間、夢見ること、夢見る能力
第9章 時間をかけること、精神分析のテンポ
第10章 双‐眼性、精神分析家の機能するこころ
第11章 進行中の終結
著者等紹介
松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年佐賀市生まれ。熊本大学医学部卒。1985年~1987年に英国ロンドンのタビストック・クリニックへ留学。2009年~2016年京都大学大学院教育学研究科教授。現在は精神分析個人開業。日本精神分析協会会員。京都大学名誉教授
富田悠生[トミタユウキ]
1977年、熊本県生まれ。青山学院大学文学部を卒業後、明星大学大学院博士前期課程を修了し、愛光病院、こまち臨床心理オフィスにて臨床実践を行う。青山学院大学大学院博士後期課程満期退学ののち、青山学院大学教育人間科学部助教を経て2019年より明星大学心理学部特任准教授。博士(青山学院大学、心理学)。臨床心理士、公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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