内容説明
共感+了解の基礎、症状+診断の極意、気分障害・統合失調症・発達障害(ASD+ADHD)の症状理解と臨床実践のポイント、回復過程と治療機序の見極め方、そして一人ひとりのクライエントのかけがえのない個別性に踏みとどまること―こんな話が聞きたかった!!日々の実践を下支えする、練達の臨床家による珠玉のクロストーク!
目次
共感と了解1―バトスを感じ取る
共感と了解2―他者を他者として
症状と診断1―「症状それ自体」は存在しない
症状と診断2―DSMから質感へ
気分障害1―地味に、手堅く
気分障害2―ひるまず、したたかに
統合失調症1―畏怖する心をもって
統合失調症2―敬意と親しみ
発達障害1(ASD)―理解の補助線
発達障害2(ADHD)―サバイバル
回復過程と治療機序
個別例への沈潜
著者等紹介
内海健[ウツミタケシ]
1955年、東京都生まれ。東京藝術大学名誉教授・精神科医、専攻は精神病理学。1979年、東京大学医学部卒業。東大分院神経科、帝京大学精神神経科学教室、東京藝術大学教授・保健管理センター長を経て、現職
津川律子[ツガワリツコ]
1960年、東京都生まれ。専攻は臨床心理学。帝京大学精神神経科学教室、東京警察病院神経科などを経て、日本大学文理学部心理学科教授・心理臨床センター長。日本臨床心理士養成大学院協議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆいまある
63
心理の津川先生と精神科医の内海先生は仲良しである。ナルシストな内海先生がいつもノーメイクで腰の低い津川先生に甘えている。今回津川先生が聞き手となって内海先生が精神病理の基礎について語っている。内海先生は電通の産業医やったり東京芸大の学生診たりと、ハイスペばかり診てるから境界知能で生保ギリギリの患者にまみれる市井の医者とは乖離がある。診断についても内海先生がそう思ったという以外のエビデンスないですよね?みたいなケースもあったりするのだが、慎重な津川先生が居てくれたら安心だ。津川先生今後も内海先生を頼みます。2025/12/17




