内容説明
機能分析心理療法(FAP)のエッセンスをまとめたガイドブック。FAPは「治療関係」に焦点をあてた第三世代の行動療法である。本書は、FAPのアプローチの中核となる原則、方法、ビジョンを30の短い章で紹介し、技法の習得だけでなく、それらの技法をいつ、どのように使えばいいのかといったガイドも得ることができる。FAPをいまから学びたい方、すでに精通していてその知識を深めたい方だけでなく、治療関係に関心のあるすべての読者に向けて理解しやすくまとめられた一冊。
目次
第1部 FAPの理論的特徴(機能分析心理療法(Functional Analytic Psychotherapy;FAP)の起源
行動主義の正しい理解と誤った理解
環境と歴史の重要性
機能とは何か
セラピストの機能を理解する ほか)
第2部 FAPの実践的特徴(治療の理論的根拠と治療の始まり;アセスメントと柔軟なケースの概念化;治療ルールの活用;気づき(ルール1、ルール4)
勇気(ルール2) ほか)
著者等紹介
木下奈緒子[キシタナオコ]
イーストアングリア大学医学健康科学部准教授。同志社大学大学院心理学研究科博士後期課程修了、博士(心理学)臨床心理士。アイルランド国立大学ポスドク研究員、イーストアングリア大学専任講師などを経て、2020年から現職。専門領域:高齢者臨床・認知症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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