内容説明
休職する人は、職場での長時間労働や業務過多、人間関係のトラブルがあり、また家庭でも子育てや介護などの状況でさまざまなストレスを抱え、限界に追い込まれてしまっていることが多い。それまでに積み重なってしまったストレスは一朝一夕でよくなるものではなく、しっかりと治療と休養を取る必要がある。本書は当事者の不安に寄り添いながら復職までをサポートしていく。休職は「失敗」ではない。焦らずに自分自身と向きあっていくことが大切である。
目次
第1部 休職の心得(休職に至るまで…;休職・復職の意味;休職・復職制度の確認)
第2部 セルフリワーク(復職への心構え;復職準備1現状把握;復職準備2目標設定;復職準備3自己理解と休職原因の分析;再発防止策のまとめ ほか)
著者等紹介
中村美奈子[ナカムラミナコ]
博士(社会福祉学)、公認心理師、臨床心理士、産業カウンセラー。早稲田大学第一文学部卒業後、商社や外資系企業でのマーケティング業務に従事。臨床心理士に転向後は、外資系EAPや地方自治体、独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構千葉障害者職業センターで復職支援(リワーク)を中心に、働く人のメンタルヘルスに関する支援やプログラム開発を行う。復職支援に関する研究により、平成28年度日本心理臨床学会奨励賞受賞。淑徳大学大学院保健学研究科博士後期課程修了。杏林大学保健学部准教授。専門は産業心理臨床、産業メンタルヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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