内容説明
メラニー・クラインの理論を学びたいと思った時、まずどこからはじめれば良いのか、迷ったことのある人も少なくないだろう。本書では、メラニー・クラインの人生を豊富なグラフィックとともに追いながら、彼女の精神分析技法や転移・象徴機能・抑うつポジション・妄想分裂ポジションといった主要概念、また分析の症例を読み解いていく。心を知りたいあらゆる臨床家とすべての悩める読者に向けた入門書(グラフィックガイド)である。
著者等紹介
松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年佐賀市生まれ。熊本大学医学部卒。2009年~2016年京都大学大学院教育学研究科教授。精神分析個人開業。日本精神分析協会正会員。京都大学名誉教授
北岡征毅[キタオカマサキ]
臨床心理士、公認心理師。2003年京都大学教育学部卒業。2008年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程指導認定。2012年~2022年現在、医療法人こころのクリニック和―なごみ―勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソーシャ
5
子どもの精神分析を開拓し対象関係論を提唱した精神分析家、メラニー・クラインの生涯とその理論を独特な画風のイラスト入りで解説した入門書。メラニー・クラインの人物像や理論とその背景はもちろんですが、著者は英国のクライン派の大家なので英国精神分析協会内部の人間関係も解説されているのがありがたいですね。2023/01/28
言いたい放題
0
図書館にない2023/08/11
ᚹγअәc0̸א
0
例の邪悪イラストフロイト本の系列の全訳本。本書も相変わらずフェレンツィが邪悪顔満載で有難い。邪悪実母→邪悪鬱病患者→邪悪実娘→邪悪性欲幼児の流れが分かり易く描写されている。