双葉文庫<br> 映画ノベライズ ドールハウス

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双葉文庫
映画ノベライズ ドールハウス

  • ISBN:9784575528411

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内容説明

2025年6月13日公開の映画『ドールハウス』公式ノベライズ! 『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖監督が、スリルと謎解きミステリーの 面白さを追求し、これまで映画では手掛けたことのない新たなジャンルに挑む。長澤まさみが脚本に惚れ込み主演を務めた本作は、そのほかにも豪華なキャストが多数出演。 

【あらすじ】5歳の娘・芽衣を失った佳恵は、悲しみに暮れる日々を過ごしていた。ある日、佳恵は何かに導かれるように迷いこんだ骨董市で、芽衣によく似た愛らしい人形に出会う。佳恵は人形をいたく気に入り、芽衣の服を着せ、食卓を共にし、本当の娘のように可愛がる。佳恵は次第に元気を取り戻し、やがて夫・忠彦との間に娘の真衣が産まれると、二人は人形に心を向けなくなる。順調に育つ真衣のかたわら、出番もなくなり他のおもちゃに埋もれる人形は、ただ真衣が二人から愛される様子を見ているだけだった…。ある日、人形の髪の毛が首元に巻き付いて泣き喚く真衣の姿を見て薄気味悪くなった佳恵は、人形をクローゼットの奥にしまう。しばらく平穏な日々を過ごす家族三人だったが、5歳に成長した真衣が人形と遊ぶようになると、一家に変な出来事が次々と起きはじめる――。佳恵たちは人形を手放そうとするが、捨てても供養に出しても、なぜかその人形はいつも戻ってくる…! 人形に隠された秘密とは? そして物語の行く末に解き明かされる衝撃的な真実とは――!? 

ノベライズを担当した著者・夜馬裕氏の淡々としたそれでいて緻密に構成された文章に、どこか不気味で印象に残るfracoco氏のイラストを添え、図版も豊富に掲載し、どの角度からでもスリリングな面白さを感じることのできる作品となっています。また、本書特典として、二次元コードを読み込むと見られる映像と、映画本編では語られない人形の裏側に迫るシークレット・ストーリーも収録。愛らしい人形が巻き起こす、ゾク×ゾクのドールミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

72
ひゃあー、ノベライズと思って軽い気持ちで読んだらめっちゃ怖いじゃん!映画観てないから比較できんけど、著者の夜馬裕氏は小説化するにあたってかなり良い仕事をされたんじゃないかと。日本人形の怖さはビジュアル的なものながら、スチールや画像の挿入が適切で切迫感ある。そもそもこの日本人形はなんなのか?どうすれば呪いが解けるのか?後半はミステリー的な展開になるが、真相が見えてくる度にゾッとした。鈴木光司の「リング」を読んだ時と感触が似ている。登場人物の心理や行動に共感できるゆえに一層恐ろしい。こりゃ映画も凄そうだなー。2025/07/06

陽子

42
日本人形、怖い。最愛の娘の不慮の事故死。ある日、骨董市で見つけた日本人形を娘のごとく可愛がる佳恵。しかし、夫婦の間に新たに娘が誕生すると打ち捨てられる人形。娘が再び人形遊びを始めた時から多発する怪異。人の心を操る怪奇な人形は、捨てようとしても戻ってくる。その禍々しい人形のルーツが気になり、怖いのに読む手が止まらず一気読み。途中、現実と幻が交差して、彼らが本当はどこにいるのかわからなくなった。人形に翻弄された夫婦がたどりついたラストにゾッとさせられた。小説よりは、ドキュメンタリー風。写真、QRコードあり。 2025/06/09

MINA

19
映画はよく観るものの、ノベライズを買うことはまず無い。けど、あまりにも映画が怖過ぎて、それでいて細部に謎が多く、購入し速攻で読まずにはいられなかった。映画がより一層理解出来て読んで良かったなとは思う。親切なことに、所々QRコードで映画で上映された一部分ごいくつか観られる仕様で少し感動。ただ…ラスト2つのQRコード。確かに映画でオカルトレンジャー、も少し深堀りしてほしいとは思ったけども。これは寝る前に観るには刺激が強すぎて薄目でチラリと観たけど、本気で怖いぞ…。夢に出てきませんように…。2025/06/18

まり

17
映画ドールハウスの公式ノベライズ。ところどころに写真や、QRコードから見れる映像などの仕掛けがあって、想像しやすく一気に読めた。子供を失って悲しでる時に、骨董市でたまたま見つけた愛らしい人形を手に入れてから起こる様々な不気味な現象にゾクゾクした。人形に本物の骨とか使われてるとかサイコパスすぎる‥‥。 長澤まさみさんが主演なので映画も気になってるー!!2025/05/11

やまさん

16
幼い娘を失った佳恵は骨董市で愛らしい人形に出会い購入。夫婦で本物の娘のように可愛がって心の傷が癒された頃夫婦の間に新たな娘が授かると人形が怪異を起こし・・今夏公開された映画のノベライズ本。映画観たあとに読みましたが、映画鑑賞中「?」の部分も解消されたかな・・映画に無かったアナザーストーリーも楽しめました。映画も久々にJホラーのゾクゾク感ありました。作中の人形祈禱師の神田氏は「淡鳥神社」の神主。私の住む和歌山市には人形供養で有名な「淡島神社」がありテレビのミステリースポットでも紹介されています。2025/08/24

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