内容説明
強い怒り、失望、恥、孤独など、さまざまな感情を抱えるティーンの心の中を理解しそれをうまく扱っていくためのセルフ・コンパッションの手引き。失敗したときに自分自身を責めるのではなく「誰にでもあること」と考えて、あたたかくそれを受け入れること、心の健康と成長を支えるために必要不可欠なセルフ・コンパッションの考え方を本書を通じて身につけていく。感情が揺さぶられるのはどの世代にも共通することである。本書では、自分と向き合い、そのスキルを身につけるためのワークをふんだんに掲載。ティーンだけでなく大学生、大人、対人援助職の方にも使える一冊。
目次
第1部 ティーンが苦しむ本当の理由と、手助けとしてできること(変化が止まらない;セルフ・コンパッションとは?)
第2部 セルフ・コンパッションを見つける(自分に優しくなるには、まずどうすればいい?;心を開いて、優しい気持ちが入ってくるようにする;マインドフルネス、自動操縦、間を置く;わたしは独りぼっちじゃない―独りぼっちのような気がしても、本当はそうじゃない!)
第3部 基本が身に付いたら、次にすること(助けて!感情の起伏をコントロールできない!;マインドフルネスと思いやりに満ちたコミュニケーション;自尊感情とは?)
第4部 ありのままの自分を受け入れ、喜びを見出す(自分の価値観で生きる;感謝する)
著者等紹介
岩壁茂[イワカベシゲル]
早稲田大学政治経済学部卒。McGill大学大学院カウンセリング心理学専攻博士課程修了(Ph.D.)。札幌学院大学人文学部助教授を経て、お茶の水女子大学・基幹研究院・教授(2022年4月から立命館大学)。研究領域は、「人はどのように変わるのか」というテーマをもとに、感情に焦点を当てた心理療法のプロセスと効果研究を行っている。臨床家の訓練と成長、心理療法統合などのテーマにも関心をもつ
浅田仁子[アサダキミコ]
お茶の水女子大学文教育学部文学部英文科卒。社団法人日本海運集会所勤務、BABEL UNIVERSITY講師を経て、英日・仏日の翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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