内容説明
クレプトマニア(窃盗症)は不思議な病気である。問題を抱える当事者本人を治療に向かわせるには、周囲の理解と支援が必要不可欠といえる。本書は、クレプトマニア(窃盗症)の臨床像と具体的な治療方法について解説したわが国初の本格的な臨床指導書であり、当事者のためのセルフヘルプガイドである。「盗もうとする衝動」はどのようなものなのか?当事者と家族、治療者が、クレプトマニアの本質を理解し、行動修正のための技術を身につけられるように工夫されている。巻末にはワークブックとして、クライエント自らがすぐに実施できる自己診断のためのチェックリストやワークシートを多数収録した。
目次
第1章 不思議な万引き
第2章 クレプトマニアとはどういう病気か―概念の歴史をたどる
第3章 クレプトマニアの診断基準を読み解く
第4章 クレプトマニアの臨床像
第5章 クレプトマニアのタイプ分類とケーススタディ
第6章 万引きをどうやめるか―考え方
第7章 万引きのやめ方―具体的方法
第8章 誌上クレプトマニア勉強会
付録 万引きを止めるためのワークブック
著者等紹介
吉田精次[ヨシダセイジ]
社会医療法人あいざと会藍里病院依存症研究所。1981年徳島大学医学部卒業。1982年藍里病院勤務。2005年より依存症を専門に診療を開始。2010年同病院副院長就任。2017年藍里病院依存症研究所所長就任。日本アルコール関連問題学会評議員、全国断酒連盟顧問、徳島ダルク支援会代表、徳島自殺予防面接技法研究会世話人、徳島県自殺予防協会いのちの希望評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
くさてる
jjm
ひろか
たろーたん