内容説明
「挨拶もできない」「人の話を聞いていない」「質問もできない」「何を言っているのかわからない」「ちょっと違う意見を言われるとすぐにつぶれる」「必要なときに相談してこない」「ミスしたときに立ち往生する」「根回しが全然わかっていない」「提案をまとめられない」「時間管理ができていない」…若者が社会に出たときに、こういった批判の声が上がることは少なくない。本書では若者に社会人として身につけてもらいたいコミュニケーションスキルの基本を、豊富な場面設定を参照しながら1つずつわかりやすく解説している。大学の就職支援スタッフ、学生相談をしているカウンセラー、家族を主な対象としながら、新入社員教育などコミュニケーションスキルを伝える様々な場面でも繰り返し活用できるテキストブックである。
目次
1 対人関係の基本(聞く!話す!―小グループでの話し合い;若者のいう「つきあい」って?―今の若者と対人関係 ほか)
2 いろいろな場面―学生や新入社員へのアドバイス(挨拶は基本行動―挨拶をしよう;聞く耳をもつ、ということ―相手の話の聴き方 ほか)
3 実践(採用面接とお見合いの関係―採用面接の注意点;社会人としての言葉遣い―練習すれば恐くない)
4 支援者へのアドバイス(就職支援スタッフの皆様へ;カウンセラーの皆様へ ほか)
著者等紹介
秋山剛[アキヤマツヨシ]
昭和54年3月東京大学医学部卒業。昭和54年6月東京大学医学部附属病院分院神経科入局。平成3年1月同医局長。平成8年4月~現在、関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)精神神経科部長。平成11年4月~平成25年3月「東京英語いのちの電話」理事長。平成18年6月~平成25年5月日本精神神経学会理事。平成20年9月~平成26年9月世界精神医学会財務担当役員。平成21年9月~平成27年9月世界精神保健連盟理事。平成24年10月~平成30年10月世界文化精神医学会理事。平成25年2月~平成29年10月公益財団法人こころのバリアフリー研究会常務理事。平成20年10月~現在、環太平洋精神科医会議理事(事務局長)。平成21年7月~現在、集団認知行動療法研究会代表世話人。平成25年4月~現在、認定NPO法人東京英語いのちの電話名誉理事長。平成26年10月~現在、多文化精神医学会理事。平成27年6月~現在、NPO法人国際病院認証支援機構副理事長。平成29年10月~現在、公益財団法人こころのバリアフリー研究会代表理事。平成30年2月~現在、一般社団法人うつ病リワーク協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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