内容説明
子どもと若者の「心のエネルギー」をためるにはどうしたらいいのか?キーワードは「行動活性化」だった!「行動活性化」といっても、何をすればいいのかよくわからない。そのような方にも、行動活性化の概説から実施方法、また実施に際しての注意点を易しく解説する。具体的な記載となっているので、すぐに現場でも活用できるだろう。いま注目が高くなりつつあるネット・ゲーム依存についても詳述している。教師・スクールカウンセラーなど、日々学校で数多くの子どもたちを見ている方々へオススメの一冊。
目次
概説編(今日の不登校とひきこもり;基礎となる認知行動療法概説と用語の解説)
介入マニュアル編(解説のための事例の提示;動機を引き出し関心事の情報を集め行動活性化を準備する;動機づけを支えながら行動活性化を進める;ネットとゲームへの依存を撃退する;睡眠を中心に生活のリズムを整える;暫時的接近でふたたび通えるようにする;不安や嫌悪の強い感情にエクスポージャーを効かせる;発達障害のことを中心に)
著者等紹介
神村栄一[カミムラエイイチ]
福島県会津若松市生まれ。現在、新潟大学人文社会学系教授(教職大学院主担当)。学位・資格:心理学博士(筑波大学)/公認心理師/臨床心理士/専門行動療法士。専門は臨床心理学(認知行動療法)、教育相談。1991年筑波大学大学院博士課程満期退学。1991年~早稲田大学助手等を経て、1995年~新潟大学人文学部助教授。2002年~同教育学部助教授。2012年~同教授。その他の経歴、社会的活動:新潟県スクールカウンセラー、同学校派遣カウンセラー、新潟県教育委員会「中1ギャップ解消調査研究」の座長、市町村教育委員会いじめ調査委員(委員長含む3件)、放送大学「認知行動療法’14」(2014~)の主任講師、日本認知・行動療法学会(代議員・常任編集委員)/日本不安症学会(評議員)/公認心理師の会(理事)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。