内容説明
本書では、「福祉施設における医療の現状」を福祉・看護・医師・利用者の立場から、「医療における知的・発達障害の現状」を児童精神科・小児神経科・精神科から論じ、強度行動障害を対象とした支援を紹介する。また「知的・発達障害への医療」として、成人期の知的発達障害者の健康管理や人間ドックの実践、「海外における福祉と医療の連携」としてイギリスとデンマークにおける知的障害および自閉症スペクトラム障害のある人への医療と福祉・教育の連携を紹介し、「福祉と医療の連携における方向性」を医療、福祉、行政からさぐり、誰にでも住みやすい社会のために今後の日本に必要なものを展望する。
目次
1 総論
2 福祉施設における医療の現状
3 医療における知的・発達障害の現状
4 知的・発達障害への医療
5 海外における福祉と医療の連携
6 福祉と医療の連携における方向性
著者等紹介
市川宏伸[イチカワヒロノブ]
埼玉県生まれ。1970年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了、1979年北海道大学医学部卒業、医学博士(東京医科歯科大学)、薬学修士(東京大学)。東京都東村山福祉園医務科長、東京都立梅ケ丘病院院長。東京都立小児総合医療センター顧問を経て、現在は国立発達障害情報・支援センター顧問、(一社)日本児童青年精神医学会監事、(一社)日本発達障害ネットワーク理事長、(一社)日本自閉症協会会長、(NPO)日本自閉症スペクトラム学会会長、埼玉県発達障害総合支援センター所長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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