自我状態療法―理論と実践

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自我状態療法―理論と実践

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  • サイズ A5判/ページ数 354p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772416795
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

自我状態療法は、催眠分析の拡張版とも表現できる療法であり、近年の身体志向のトラウマ・ケアの考え方を大胆に取り入れつつ、現在進行形でさらなる進化を続けている。本書は、解離性同一性障害をはじめとする解離性障害や自我状態の不安定な人たちを、どのように理解し、治療に結びつけ、治療していくか考えるうえで重要な一冊であり、日本における自我状態療法の普及とトラウマ・ケア発展の大きな一里塚となるだろう。

目次

パーソナリティとその発達
エネルギーとパーソナリティ機能
自我状態の性質と機能
解離
無意識的プロセスと精神力動的理解
多重人格の交代人格における精神力動的動静
正常な人の自我状態
自我状態療法の原則
自我状態療法のテクニックと戦術
特殊な手続き
短期催眠分析的自我状態療法
心理療法のアウトカム・リサーチ
自我状態療法の効果性と効率性―妥当性の研究
砦を守るは番人なり―困難で複雑な一例
早期トラウマの治療と洞察
解離・統合―個人間、個人内、国家間の観点

著者等紹介

ワトキンス,ジョン・G.[ワトキンス,ジョンG.] [Watkins,John Goodrich]
1913年アメリカ合衆国アイダホ州出身。アイダホ大学を卒業後(学士号と修士号を取得)、コロンビア大学大学院で博士号を取得。ニューヨーク州Ithaca College助教授、アラバマ州Auburn University教授を経て、モンタナ大学教授、後に同大学名誉教授。催眠、解離、多重人格いった分野における研究でよく知られた米国の心理学者である。心理的な問題の原因を見つけるために、伝統的な会話療法の限界を認識し、根本的な性格の分析を使用する自我状態療法を妻ヘレン・H・ワトキンスと共に開発した。2012年、98歳で死去

ワトキンス,ヘレン・H.[ワトキンス,ヘレンH.] [Watkins,Helen Huch]
1921年ドイツ、バイエルン州出身。学生時代にアメリカ在住の叔父を訪問した際、戦乱のため帰国できなくなり、以後アメリカに定住。モンタナ大学カウンセリング・センターに勤務し、ジョン・G・ワトキンスと出会い結婚。天才的でセンスのある心理療法家であり、自我状態療法に含まれる多くの技法は彼女に由来する。2001年、脳出血により急死

福井義一[フクイヨシカズ]
甲南大学文学部人間科学科教授、臨床心理士、専門健康心理士。同志社大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程を満期退学後、大阪国際大学講師、京都学園大学講師、東海学院大学講師・准教授を経て現職。Ego State Therapy Japan代表、Ego State Therapy International理事。日本催眠医学心理学会常任理事、日本臨床催眠学会・日本EMDR学会理事、日本心理学会・日本自律訓練学会評議員、日本心身医学会代議員などを歴任。専門は身体志向のトラウマ・ケア

福島裕人[フクシマヒロト]
鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療福祉学科臨床心理学専攻准教授、臨床心理士、専門健康心理士。日本精神衛生学会理事。琉球大学保健学研究科修了後、犬山病院心理療法士、藤城クリニック臨床心理士を経て東海学院大学助教・講師、鈴鹿医療科学大学助教を経て現職。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程単位取得満期退学(2012年心理学博士号取得)。専門はトラウマ・ケアを中心に、統合的心理療法、笑いと健康に関しても取り組んでいる

田中究[タナカキワム]
兵庫県立ひょうごこころの医療センター院長、精神保健指定医、臨床心理士、日本精神神経学会専門医・指導医。日本児童青年精神医学会常任理事、日本トラウマティック・ストレス学会理事、日本青年期精神療法学会理事、日本精神病理学会評議員など。徳島大学医学部卒。神戸大学病院、兵庫県立こども病院、沖縄県立八重山病院、神戸大学医学部精神神経科学分野准教授を経て現職。専門は児童青年精神医学、精神療法、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

自我状態療法は,「自己内家族」を構成する自我状態間の葛藤を解決することを目的とする,個人療法,集団療法,家族療法を活用した催眠分析の発展型と表現できるサイコセラピーである。もともと多重人格や解離性障害の治療を主たる目的として生まれたわけではないが,近年の身体志向のトラウマ・ケアの考え方を大胆に取り入れつつ,現在進行形でさらなる進化を続けている。
本書は,自我状態療法を考え出したジョン・G・ワトキンス,ヘレン・H・ワトキンスによる『Ego States : Theory and Therapy』の全訳で,自我状態療法の背景にある理論をしっかりと理解でき,各々の自我状態の起源や存在,機能を尊重したうえで,全体的なパーソナリティへの統合を支援する指針となるだろう。
解離性同一性障害をはじめとする解離性障害や自我状態の不安定な人たちを,どのように理解し,治療に結びつけ,治療していくか考えるうえで重要な一冊であり,日本における自我状態療法の普及とトラウマ・ケア発展の大きな一里塚となることに疑いはない。

日本語版への推薦文―知恵の足跡を残して……(ヴォルテマーデ・ハートマン)
監訳者まえがき―我が国における自我状態療法史(福井義一)
まえがき(アーネスト・フェダーン)
序文(ジョン・G・ワトキンス)
第1章 パーソナリティとその発達
第2章 エネルギーとパーソナリティ機能
第3章 自我状態の性質と機能
第4章 解離
第5章 無意識的プロセスと精神力動的理解
第6章 多重人格の交代人格における精神力動的動静
第7章 正常な人の自我状態
第8章 自我状態療法の原則
第9章 自我状態療法のテクニックと戦術
第10章 特殊な手続き
第11章 短期催眠分析的自我状態療法
第12章 心理療法のアウトカム・リサーチ
第13章 自我状態療法の効果性と効率性―妥当性の研究
第14章 砦を守るは番人なり―困難で複雑な一例
第15章 早期トラウマの治療と洞察
第16章 解離・統合―個人間,個人内,国家間の観点
脚注
文献
監訳者あとがき(田中 究)

ジョン・G・ワトキンス[ジョンジーワトキンス]
著・文・その他

ヘレン・H・ワトキンス[ヘレンエッチワトキンス]
著・文・その他

福井 義一[フクイ ヨシカズ]
監修/翻訳

福島 裕人[フクシマ ヒロト]
監修/翻訳

田中 究[タナカ キワム]
監修/翻訳