内容説明
自然の一瞬の美しさを描きだしたちひろ。目に映るものだけでなく、光や風や水…といった夏の気配そのものを、生き生きとした子どもたちの姿に重ねています。輝く“夏”の作品を満載しました。
目次
ぽちのきたうみ
雨の色
光のなかで
海辺の一日
夏休みの子どもたち
波の音
ちひろの絵と私―つば広の帽子の少女（黒柳徹子）
ちひろ・鑑賞のワンポイント―水に溶ける
記憶のなかのちひろスケッチ―ふるさと（松本猛）
作品解説
ちひろの歩み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんちゃん
30
図書館にあるシリーズなので、季節にあわせて定期的に読んでる画集。今回は夏。梅雨の時期もあわせて描かれていて、雨、海、向日葵…美しい夏の描写が本からあふれでてくるよう。息子の松本猛氏によるエッセイは今回はちひろのふるさとについて。信州、上高地について触れられていた。偶然、今夏、自分も上高地に旅行したばかり。ちひろが愛した風景に自分も触れることが出来ていたことを知り、うれしい限り。エッセイを通し、まだ記憶にも鮮明な梓川と穂高連峰の風景を思い出した。2016/08/22
