出版社内容情報
わが国の教育現場においては,問題行動を抱える子どもが増え,教師・スクールカウンセラーがその対応に苦慮している。そして近年,認知行動療法(CBT)は,エビデンスに基づく心理社会的技法として現場においても急速に浸透しつつある。
本書には,児童生徒と向き合う機会のあるすべての支援者にとって有益な情報が含まれている。すなわち,児童生徒が学校で示す心の問題,不安,抑うつ,摂食障害,ADHD,発達障害,攻撃,いじめについての的確な理解,そして,学校内外における教師・スクールカウンセラー,心理士が,CBTの実証的支持にもとづくアセスメント手法,事例概念化,特定の介入技法などを用いたさまざまな面接技術である。
子どもの自尊感情を高め,やる気を引き出すテクニックや怒りをコントローする方法などが事例とともに紹介され,教師や保育士,心理士やスクールカウンセラーらの援助職にとって,子どもとの効果的なコミュニケーションの仕方を学ぶことができるであろう。
教育現場の現実に対処する糸口を得るための実践的マネジメントの指導書である。
R.B.メヌッティ[アールビーメヌッティ]
著・文・その他
R.W.クリストナー[アールダブリュクリストナー]
著・文・その他
A.フリーマン[エーフリーマン]
著・文・その他
石川 信一[イシカワ シンイチ]
監修/翻訳
佐藤 正二[サトウ ショウジ]
監修/翻訳
武藤 崇[ムトウ タカシ]
監修/翻訳
内容説明
学校現場における認知行動療法活用のための指導書!子どもが学校で示す心の問題、不安、抑うつ、摂食障害、ADHD、攻撃、いじめについて、子どもの自尊感情を高め、やる気を引き出すテクニックや怒りをコントロールする方法などが事例とともに紹介され、効果的なコミュニケーションの仕方を学ぶことができます。
目次
青少年に対する認知行動療法―はじめに
学校ベースのメンタルヘルスにおける認知行動療法の実施―発達的視点から
青少年の認知行動的事例概念化
不安症―学校での認知行動的介入
不登校行動―学校での認知行動的介入
選択性緘黙症―認知行動的アセスメントと介入
抑うつ―学校での認知行動的介入
思春期の摂食障害―学校での認知行動的介入
怒りと攻撃性―学校での認知行動的介入
いじめとおどし・強制―学校での認知行動的介入
学習障害―学校での認知行動的介入
注意欠如多動症―学校での認知行動的介入
自閉症―学校での認知行動的介入
著者等紹介
石川信一[イシカワシンイチ]
同志社大学心理学部教授、北海道医療大学大学院博士課程中退。博士(臨床心理学)
佐藤正二[サトウショウジ]
宮崎大学名誉教授、広島大学大学院博士課程前期(教育心理学)修了
武藤崇[ムトウタカシ]
同志社大学心理学部教授、筑波大学大学院心身障害学研究科修了。博士(心身障害学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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