内容説明
LGBT、留学生、障害学生支援、そして大学生活の定番テーマ(授業、サークル、奨学金・アルバイト、留年・休学、運転免許、ハラスメント、カルト、就職活動)を論じた「大学生も楽じゃない」など、新たに4章を再構成+追加して2007年刊行初版を全面改訂増補。専門家も教職員も、保護者も学生本人も、気軽に読めて納得できる「大学生メンタルヘルスケア必携ガイド」。
目次
第1部 大学生のこころの病気(大学生は健康?;ちょっと変わった人たち―アスペルガー症候群;周りを振り回す人たち―ボーダーライン;病められない、止められない人たち―依存と嗜癖;傷つき喪った人たち―トラウマによる問題とPTSD;不安な人たち―パニック障害、アゴラフォビア、社交不安障害;こだわり人たち―「強迫」とこころの病気;大学に来ない人たち―不登校と“ひきこもり”;落ち込んだ人たち―“うつ”とうつ病;死にたい人と遺された人たち―自殺;こころの病気の人たち―統合失調症)
第2部 大学での相談の実際(大学生も楽じゃない―さまざまな相談;性に戸惑う人たち―LGBT;異文化に暮らす―留学生の相談;ハンディをもって学ぶ―障害学生支援;相談に当たる人たち―学生相談室、保健管理センター、学内外の相談機関;精神科医の取り扱い説明書―精神科の実際と大学との連携)
著者等紹介
福田真也[フクダシンヤ]
1957年東京生まれ。精神科医、日本精神神経学会認定医、精神保健指定医、日本学生相談学会元理事、日本医師会認定産業医、精神科産業医協会正会員。旭川医科大学卒業後、東海大学精神医学教室に入局、同大学の学生相談室相談員、保健管理センター精神科校医として長年にわたり大学生の診療や相談に従事した。現在は成蹊大学と明治大学学生相談室で大学生の相談を行い、あつぎ心療クリニックの外来で大学生の診療とうつ病のリワークに携わり、医療と教育、産業の橋渡し役を任じている。専門は青年期、大学生の臨床精神医学と勤労者のメンタルヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。