出版社内容情報
ソシオパスはあなたの隣人であり、同僚であり、愛人、家族、友達といったごく近しい人であるかもしれない。ソシオパスの自ら危険を求める行動や一般的に恐怖感を覚えない態度はスリルに満ちているし、言葉巧みで魅力的な点も惹かれる。しばしばウィットに富み、常識外の思考をするので、ソシオパスは知的に見え、非常に聡明に見えることもある。ソシオパスは他の人々よりも出世階段を速く昇り、強い自信を持っている。ソシオパスとはどのような人間なのだろうか? 成功しているソシオパスも存在し、犯罪行為に及ばないソシオパスは米国の人口の4パーセントに上る。
本書は、自伝でもあり、興味深い現象への入門書でもある。読者にソシオパスの心理を紹介する旅へと誘い、ソシオパスについての誤解を解きながら、それを解説し、読者の人生に現れるソシオパスといかに向きあうかの青写真を示す。著者は、ソシオパスと診断された経験をもとに、彼女のブログ『SociopathWorld.com』を始めた。「ごく当たり前の所に潜んでいる」このような男女をはじめて明らかにしようとした科学的文献である。
M・E・トーマス[エム イー トーマス]
高橋 祥友[タカハシヨシトモ]
内容説明
現代社会で時として遭遇する、あまりに身勝手で自己中心的な人々…。彼らに思いやりや罪悪感はないのだろうか?英国、アイルランド、米国でベストセラー、著者は現役の弁護士であり、ソシオパスは世界で五千万人いるとされている。
目次
第1章 私はソシオパス、そしてあなたも
第2章 ソシオパスの診断
第3章 ソシオパスは不気味で、変わっている
第4章 広い世界の中の小さなソシオパス
第5章 私は神の子
第6章 聖人、スパイ、そして連続殺人犯
第7章 感情と人を破滅させる技
第8章 私を愛さないで
第9章 ソシオパスを育てる
終章
付録
著者等紹介
高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所、防衛医科大学校を経て、2012年より筑波大学医学医療系災害・地域精神医学教授。医学博士、精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。