薬物依存症の回復支援ハンドブック―援助者、家族、当事者への手引き

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薬物依存症の回復支援ハンドブック―援助者、家族、当事者への手引き

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772415194
  • NDC分類 493.155
  • Cコード C3011

出版社内容情報

現在薬物依存症の患者は全国に10万人と言われ,覚せい剤事犯者の再犯率は6割を超える。このように近年深刻な社会問題となっている「薬物依存症」であるが,わが国においては一部の特定施設を除き,標準化された治療システムが見当たらず「無医村」的状況が続いている。
 本書は,「ようこそ外来」や「ごほうび療法」を実践する著者が,20年以上にわたる依存症臨床の経験から,患者や家族と向き合い,個別や集団での治療プログラムを使い,依存症者との信頼関係を構築することで依存症からの回復を目指すための指針を公開したものである。
 当事者とその家族をはじめ,医療・福祉・行政・司法・教育など薬物依存症に携わるすべての人々に。

成瀬 暢也[ナルセ ノブヤ]

内容説明

現在薬物依存症の患者は全国に10万人と言われ、覚せい剤事犯者の再犯率は6割を超える。このように近年深刻な社会問題となっている「薬物依存症」であるが、わが国においては一部の特定施設を除き、標準化された治療システムが見当たらず「無医村」的状況が続いている。本書は、「ようこそ外来」や「ごほうび療法」を実践する著者が、20年以上にわたる依存症臨床の経験から、患者や家族と向き合い、個別や集団での治療プログラムを使い、依存症者との信頼関係を構築することで依存症からの回復を目指すための指針を公開したものである。当事者とその家族をはじめ、医療・福祉・行政・司法・教育など薬物依存症に携わるすべての人々に。

目次

第1部 薬物依存症臨床の基礎(わが国における依存症を取り巻く現状;依存症とは何か? ほか)
第2部 実践編1:主要薬物別の特徴と対応(覚せい剤;処方薬 ほか)
第3部 実践編2:依存症治療の原則(断薬の強要は禁忌である。薬物の再使用を責めてはいけない;通常の外来治療を続けるだけでも依存症は改善する ほか)
第4部 患者と家族へのメッセージ(患者からのメッセージ;家族からのメッセージ(家族の望むこと) ほか)

著者等紹介

成瀬暢也[ナルセノブヤ]
昭和61年3月順天堂大学医学部卒業。4月同大精神神経科入局。大学病院などで研修医として勤務。同大助手を経て、平成2年4月埼玉県立精神保健総合センター開設と同時に勤務。平成7年4月同センター依存症病棟に配属。平成14年4月同センター組織改変にともない、埼玉県立精神医療センターと埼玉県立精神保健福祉センターとなる。平成20年10月より埼玉県立精神医療センター副病院長(兼埼玉県立精神保健福祉センター副センター長)。専門分野は薬物依存症・アルコール依存症、中毒性精神病の臨床(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Asakura Arata

2
埼玉で2年間お世話になった師匠の本。同じ職場では、6年間ご一緒させて頂いていたが、その間師匠が怒っているところをついぞ見たことがなかった。いつも穏やかで温和な方であった。師匠の人柄がよく出ている本だと思う。また、臨床がとても好きな先生で、会議をぶっちぎってニコニコしながら外来をいつまでもやっていた。今はどうなのか知らんが、依存症がワインの次に好きな師匠であった。2017/04/29

Yasutaka Nishimoto

1
薬物依存症治療の仲間に入らないかと著者は言う。国を挙げての支援も期待したいが、歴史的にまだまだ難しいのだろう。忌避感や陰性感情を持たずに接することが、自分にはできるだろうか?2017/07/10

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