薬物依存臨床の焦点

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  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772414968
  • NDC分類 493.155
  • Cコード C3011

出版社内容情報

薬物依存症克服のための基本プログラム〈SMARPP〉を開発した著者が,臨床研究の成果と効果的な治療指針をわかりやすく解説。わが国では、戦後長きに亘って覚せい剤の乱用問題が続いてきた。薬物乱用は,若者たちの人生に多くの有害な影響を及ぼす。これまでの治療なき取り締まりは,わが国における覚せい剤取締法事犯者の高い再犯率もたらしてきた。薬物依存症は,「治らない病気」であり,薬物依存から回復するために必要なのは,罰ではなく,治療である。
本書は,米国マトリックス・モデルを基に,薬物・アルコール依存症克服のための基本プログラム〈SMARPP〉を開発した著者が,治療の最前線から,薬物依存症を援助するにあたっての現実的な対応の指針を臨床研究の成果をもとに示したものである。医療・保健機関の援助者・治療スタッフのために,有益な知見が網羅された,今まさに求められる乱用防止のための方向性を探る試みである。

第1章 専門家のいらない薬物依存治療―ワークブックを用いた治療プログラム「SMARPP」
第2章 覚せい剤乱用受刑者に対する自習ワークブックとグループワークを用いた薬物再乱用防止プログラムの介入効果
第3章 アルコール・薬物依存症と摂食障害との併存例をめぐって
第4章 薬物依存と発達障害―薬物依存臨床における注意欠如・多動性障害傾向をもつ成人の特徴
第5章 物質使用障害患者における自殺の危険因子とその性差―年齢,乱用物質の種類,およびうつ病との関連
第6章 物質使用障害の診断をめぐって―なぜDSM-5では「乱用」「依存」は消えてしまったのか?
第7章 危険ドラッグ乱用患者の臨床的特徴─全国の精神科医療機関における実態調査から
第8章 精神科救急における向精神薬関連障害─危機介入と予防を中心に
第9章 「幻のドラッグ」―フェンサイクリジン(phencyclidine)関連障害の文献的検討
第10章 薬物依存症臨床における倫理―医療スタッフ向け法的行動指針
第11章 妊娠中における精神作用物質の使用
第12章 物質使用障害とアデイクションの精神病理学―「自己治療仮説」の観点から
第13章 物質依存症当事者の求助行動促進
第14章 トラウマという視点から見えてくるもの
第15章 「ダメ,ゼッタイ」ではダメ―平成21年度内閣府インターネット調査から見えてきた,薬物乱用防止教育のあり方

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部診断治療開発研究室長。自殺予防総合対策センター副センター長。

内容説明

本書は、米国マトリックス・モデルを基に、薬物・アルコール依存症克服のための基本プログラム“SMARPP”を開発した著者が、治療の最前線から、薬物依存症を援助するにあたっての現実的な対応の指針を臨床研究の成果をもとに示したものである。医療・保健機関の援助者・治療スタッフのために、有益な知見が網羅された、今まさに求められる乱用防止のための方向性を探る試みである。

目次

専門家のいらない薬物依存治療―ワークブックを用いた治療プログラム「SMARPP」
覚せい剤乱用受刑者に対する自習ワークブックとグループワークを用いた薬物再乱用防止プログラムの介入効果
アルコール・薬物依存症と摂食障害との併存例をめぐって
薬物依存と発達障害―薬物依存臨床における注意欠如・多動性障害傾向をもつ成人の特徴
物質使用障害患者における自殺の危険因子とその性差―年齢、乱用物質の種類、およびうつ病との関連
物質使用障害の診断をめぐって―なぜDSM‐5では「乱用」「依存」は消えてしまったのか?
危険ドラッグ乱用患者の臨床的特徴―全国の精神科医療機関における実態調査から
精神科救急における向精神薬関連障害―危機介入と予防を中心に
「幻のドラッグ」―フェンサイクリジン(phencyclidine)関連障害の文献的検討
薬物依存症臨床における倫理―医療スタッフ向け法的行動指針
妊娠中における精神作用物質の使用
物質使用障害とアディクションの精神病理学―「自己治癒仮説」の観点から
物質依存症当事者の求助行動促進
トラウマという視点から見えてくるもの
「ダメ、ゼッタイ」ではダメ―平成21年度内閣府インターネット調査から見えてきた、薬物乱用防止教育のあり方

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学医学部卒業後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部、同自殺予防総合対策センターを経て、2015年より現職。日本アルコール・アディクション学会理事、日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事、日本青年期精神療法学会理事、日本司法精神医学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。