内容説明
本書は、心理臨床・ソーシャルワーク領域で注目を集める「ナラティヴ・アプローチ」の三人の創始者たちが、フィンランド・ハメーンリンナで一堂に会した最初で最後のワークショップの記録である。「問題/治療」の脱構築を通して既存のセラピーが拠って立つ基盤に新たな光をなげかけ、協働的なプロセス/協働的な言語を追求してきた三人の“コラボレイショニスト”たち。来歴の披露、ケースの供覧、率直な議論、そしてリフレクションからなる“マスターズ”の貴重な饗宴を通して、「セラピスト」の新たな責任と倫理が浮上する。
目次
1 オープニング・トリアローグ
2 トム・アンデルセン 言葉―さまざまな宇宙を旅する(岐路;凍りついたあり方といきいきしたあり方 ほか)
3 ハーレーン・アンダーソン―コラボレイティヴ・アプローチの可能性(知りたがりのロージー―一人の生涯学習者として;基本前提 ほか)
4 マイケル・ホワイト―治療的会話の足場作り(阻止された自発性の耐久性;発達の最近接領域 ほか)
5 クロージング・トリアローグ
著者等紹介
小森康永[コモリヤスナガ]
1960年岐阜県生まれ。1985年岐阜大学医学部卒業。同大学小児科に在籍。1995年名古屋大学医学部精神科へ転入後、愛知県立城山病院に勤務。現在、愛知県がんセンター中央病院緩和ケアセンター長
奥野光[オクノヒカル]
1974年愛媛県生まれ。1997年国際基督教大学卒業。2002年名古屋大学大学院教育学研究科単位取得。以後大学の学生相談に従事。現在、二松学舎大学学生相談室専任カウンセラー(臨床心理士・大学カウンセラー)
矢原隆行[ヤハラタカユキ]
1968年宮崎県生まれ。1991年九州大学文学部卒業。2000年九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、広島国際大学医療福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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