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バイオサイコソーシャルアプローチ―生物・心理・社会的医療とは何か?

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772413800
  • NDC分類 490
  • Cコード C3011

出版社内容情報

生物・心理・社会モデルをこれからの臨床のために磨き上げる。知ってるつもりのバイオサイコソーシャルアプローチの本質と広がり。

 「バイオサイコソーシャル(BPS)モデル/生物・心理・社会モデル」。中核的な医療モデルとして今やあらゆる医療関係者が口にし,その重要性は疑うべくもない。……しかし,それは本当のところどういうことなのか?本書は,還元主義的生物医学モデルへの批判のなかで新たなパラダイムとして誕生したBPSモデルについて,その根幹であるシステム理論と,創始者ジョージ・エンゲルの記念碑的な仕事を概観し,また近年の批判に応えながら,臨床要素の列挙やヒューマニズムのすすめにとどまらないその多元的な姿を描き出す。エンゲル直系の実践である「メディカル・ファミリーセラピー」,エビデンス・ベイスド・メディシン(EBM)と輻輳しながら進行する「メディカル・ナラティヴ・プラクティス」,そして多様な領域へのBPSの応用は,「全人的に患者を観察し介入せよ」というお題目を超えて,BPSモデルの射程と広がりをこれからの臨床のためにアップデートする一つの試みである。

【著者紹介】
渡辺俊之(わたなべ・としゆき)高崎健康福祉大学
小森康永(こもり・やすなが)愛知県がんセンター中央病院

内容説明

「バイオサイコソーシャル(BPS)モデル/生物・心理・社会モデル」。中核的な医療モデルとして今やあらゆる医療関係者が口にし、その重要性は疑うべくもない。…しかし、それは本当のところどういうことなのか?本書は、還元主義的生物医学モデルへの批判のなかで、新たなパラダイムとして誕生したBPSモデルについて、その根幹であるシステム理論と、創始者ジョージ・エンゲルの記念碑的な仕事を概観し、また近年の批判に応えながら、臨床要素の列挙やヒューマニズムのすすめにとどまらないその多元的な姿を描き出す。

目次

理論編(心身二元論からバイオサイコソーシャルモデルへ;エンゲルが本当に書き残したこと―BPS批判に応える;BPSと時間精神医学;二一世紀のBPSアプローチ)
技法編(メディカル・ファミリーセラピー;メディカル・ナラティヴ・プラクティス;BPSSインタビュー)
応用編(高齢者;プライマリケア;緩和ケア;スピリチュアルペイン)

著者等紹介

渡辺俊之[ワタナベトシユキ]
1959年群馬県生まれ。1986年東海大学医学部卒業。東海大学医学部精神科講師を経て、高崎健康福祉大学・同大学院教授、東海大学医学部非常勤教授。日本精神分析学会認定スーパーヴァイザー、同認定精神療法医。2013年より日本家族研究・家族療法学会第10代会長

小森康永[コモリヤスナガ]
1960年岐阜県生まれ。1985年岐阜大学医学部卒業。同大学小児科に在籍。1995年名古屋大学医学部精神科へ転入後、愛知県立城山病院に勤務。現在、愛知県がんセンター中央病院緩和ケアセンター長。2013年より日本家族研究・家族療法学会編集委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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