PTSDハンドブック―科学と実践

個数:

PTSDハンドブック―科学と実践

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 22時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 555p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784772413671
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3011

出版社内容情報

PTSDの科学的,臨床的,文化的テーマを最新の研究成果と実践に基づいて網羅的に解説した最良の信頼できる参考書。

近代精神医学の黎明期以降,トラウマという現象は常に重要な主題であり続けたが,PTSDという形で診断が精緻化されたことは比較的新しく,したがって診断境界,家族集積性,リスク要因,治療反応性,生物学的背景,心理的モデルなどについて不明な点が多かった。
それらの問題を明確化し,解決への探究を進めるべく,本書ではPTSDをめぐる様々な科学的,臨床的,文化的なテーマを扱っている。
PTSDの歴史と主要な批判と論争の紹介をはじめとして,ミクロなレベルでは遺伝子と環境の相互作用や神経回路,神経生物学的なメカニズム,マクロレベルでは疫学研究,文化横断的研究,パブリックヘルスについての情報の伝え方,その中間にある心理学的モデル,記憶,解離,ジェンダー,発達,そして診断と治療に関する多くの臨床的アプローチの解説に触れることにより,PTSDの概念的な広がり,臨床実践における方法論,実務的な問題についての理解を深めることができるであろう。
本書は,PTSDが初めて米国精神医学会のDSM-?Vに登場した1980年以来,これまで積み重ねられてきたあらゆる進歩を書きとめ,この分野の代表的なテーマを解説した包括的な参考書であり,日々,トラウマの臨床や研究に従事しているすべての人々とって,最良の信頼できるガイドである。

第?T部 歴史的概観
第1章 PTSD─25年間の進歩と課題─
第2章 精神医学におけるトラウマの歴史
第3章 PTSDの心理学史
第?U部 科学的基盤と理論的展望
第4章 PTSDの心理学的理論
第5章 トラウマとPTSDの疫学
第6章 PTSDのリスク経路─先行研究の理解─
第7章 想起と忘却
第8章 トラウマに誘発された解離
第9章 PTSDの神経回路と神経可塑性
第10章 PTSDに関連する神経生物学的変化
第11章 遺伝子-環境相関─PTSDに関する双生児研究と遺伝子研究─
第12章 外傷後ストレス障害におけるジェンダーの問題
第13章 子どものトラウマ的ストレスの頻度とその衝撃
第14章 高齢者のトラウマ
第?V部 臨床実践─臨床技法とエビデンス─
第15章 成人におけるPTSDと併存疾患の評価
第16章 トラウマへの早期介入
第17章 PTSDの心理社会的治療
第18章 PTSDの子どもへの心理社会的アプローチ
第19章 PTSDに対する薬物療法
第20章 トラウマへの暴露と身体健康
第21章 文化とトラウマ
第?W部 未踏の領域
第22章 PTSDと法
第23章 PTSDの新しい治療
第24章 リスク,脆弱性,ストレス抵抗性,そしてレジリエンス
第25章 災害および集団暴力後のパブリック・メンタルヘルス的介入
第26章 今後の研究のための鍵となる問いと課題

【著者紹介】
●監訳者略歴
金 吉晴
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部部長

内容説明

本書ではPTSDをめぐる様々な科学的、臨床的、文化的なテーマを扱っている。PTSDの歴史と主要な批判と論争の紹介をはじめとして、ミクロなレベルでは遺伝子と環境の相互作用や神経回路、神経生物学的なメカニズム、マクロレベルでは疫学研究、文化横断的研究、パブリックヘルスについての情報の伝え方、その中間にある心理学的モデル、記憶、解離、ジェンダー、発達、そして診断と治療に関する多くの臨床的アプローチの解説に触れることにより、PTSDの概念的な広がり、臨床実践における方法論、実務的な問題についての理解を深めることができるであろう。

目次

第1部 歴史的概観(PTSD―25年間の進歩と課題;精神医学におけるトラウマの歴史 ほか)
第2部 科学的基盤と理論的展望(PTSDの心理学的理論;トラウマとPTSDの疫学 ほか)
第3部 臨床実践―臨床技法とエビデンス(成人におけるPTSDと併存疾患の評価;トラウマへの早期介入 ほか)
第4部 未踏の領域(PTSDと法;PTSDの新しい治療 ほか)

著者等紹介

フリードマン,マシュー・J.[フリードマン,マシューJ.] [Friedman,Matthew J.]
米国国立PTSDセンター長、ダートマス大学医学部精神薬理学教授、国際トラウマティック・ストレス学会特別功労賞など受賞多数

キーン,テレンス・M.[キーン,テレンスM.] [Keane,Terence M.]
米国国立PTSDセンター行動科学部長、ボストン退役軍人健康システム研究開発副部長、ボストン大学医学部教授兼副主任、国際トラウマティック・ストレス学会特別功労賞など受賞多数

レシック,パトリシア・A.[レシック,パトリシアA.] [Resick,Patricia A.]
デューク大学医学部精神医学および行動科学教授、国際トラウマティック・ストレス学会より傑出した科学的貢献に対してローファー記念賞など、受賞多数

金吉晴[キンヨシハル]
昭和59年京都大学医学部卒。医学博士。国立精神神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健研究部長ならびに災害時こころの情報支援センター長。平成9年ペルー大使公邸人質占拠事件での活動に対して厚生大臣表彰。国際トラウマティック・ストレス学会ならびに日本トラウマティック・ストレス学会理事、「トラウマティック・ストレス」誌編集委員長をはじめ各種学会役員、編集委員、政府委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。