集団精神療法―理論と実際

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集団精神療法―理論と実際

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772413596
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3011

出版社内容情報

一人の精神科医として何が出来るかと悩み、痛みを体験し、自問して来た著者がたどり着いた集団精神療法体験の記録である。

精神病院をよくするのにはどうしたらよいか、患者の声を治療に反映させるにはどのようにしたらよいのか、と悩み、痛みを体験しながら、一精神科医として出来ることは何かと自問して来て、著者がたどり着いた集団精神療法についての論集である。
集団精神療法の基礎から治療共同体の成り立ち、臨床場面への応用までをわかりやすく説く。
また、著者とMaxwell Jones, David Clark, 土居健郎とのつながりを通して、より深く“グループ”というものを理解することが出来るだろう。
グループを毛嫌いする人もいるかもしれないが、誰しも必ず何かのグループに属している。本書を通して読者の間でグループついての議論があちこちで行われ、新たなグループが生まれることが著者の希望でもある。
読み進めると著者の体験が不思議な世界へと誘い、グループ体験の意味について考えさせられるだろう。

はじめに
?T 集団精神療法の基礎
集団精神療法を始める前に
集団精神療法から学んだこと
なぜグループ療法か
集団精神療法の臨床的意義
大グループ
土居健郎先生と集団精神療法
集団精神療法と個人精神療法
集団精神療法における父性の意味
集団精神療法の倫理
エッセイ:知ることの周辺
?U 治療共同体:理論と実践
治療共同体の成り立ち
私の治療共同体体験―治療共同体とグループ・アナリシス
いわゆる民主主義と治療共同体
治療共同体概念はデイ・ケアにどう役立てられるか
Maxwell Jonesの治療共同体と統合失調症の治療
David Clarkが遺したもの
David Clarkのこと
エッセイ:精神科医の心の「こり」について
?V 集団精神療法の臨床的応用
精神病院の改善と集団精神療法
統合失調症者の入院治療におけるグループワークの意義
統合失調症の集団精神療法を巡って
長期入院患者のリハビリテーションについて
慢性,高齢の入院精神障害者のリハビリテーションの個人的な体験
看護におけるチーム・ワーク
エッセイ:看護の一体性とコンフロンテーション
いろいろなグループに参加することの意味
コミュニティミーティングから学べること―三人の看護師さんへの手紙
文献
あとがき

【著者紹介】
1965年4月 北海道大学医学部卒業
1966年3月 アメリカ陸軍メディカル・センター(座間)にてインターン終了
同年4月 東京大学医学部精神医学教室(臺 弘教授)
1968年~1971年 英国ディングルトン病院レジストラー
(院長は治療共同体の創始者として著名なDr. Maxwell Jones)
1971年~1973年 英国ケンブリッヂ大学・アデンブルクス病院及びフルボーン病院シニアーレジストラー
(院長はWHO顧問として数度来日し,我が国の精神医療の改革に積極的に貢献したDr. David H. Clark)
1973年~1974年 英国政府の特別研究員として社会精神医学,特に精神病院の改善方法とその問題点について研究
(指導は上述のDr. D. H. Clarkとモーヅレイ精神医学研究所のDr. J. K. Wing教授)

1974年 東京都精神医学総合研究所社会精神医学部門 副参事研究員
1977年 社会福祉法人ロザリオの元后会 海上寮療養所院長
1986年~1996年3月 ブリティッシュ・カウンシルの招聘により,ケンブリッジ大学にて英国の新精神保健法についての研究
1997年1月~2007年 医療法人同仁会 同仁会病院院長
現在 東京集団精神療法研究所所長(itgip)
前日本集団精神療法学会理事長

内容説明

一精神科医として出来ることは何かと自問して来て、著者がたどり着いた集団精神療法についての論集である。集団精神療法の基礎から治療共同体の成り立ち、臨床場面への応用までをわかりやすく説く。また、著者とMaxwell Jones、David Clark、土居健郎とのつながりを通して、より深く“グループ”というものを理解することが出来るだろう。

目次

1 集団精神療法の基礎(集団精神療法を始める前に;集団精神療法から学んだこと;なぜグループ療法か ほか)
2 治療共同体:理論と実践(治療共同体の成り立ち;私の治療共同体体験―治療共同体とグループ・アナリシス;いわゆる民主主義と治療共同体 ほか)
3 集団精神療法の臨床的応用(精神病院の改善と集団精神療法;統合失調症者の入院治療におけるグループワークの意義;統合失調症の集団精神療法を巡って ほか)

著者等紹介

鈴木純一[スズキジュンイチ]
1965年北海道大学医学部卒業。1966年アメリカ陸軍メディカル・センター(座間)にてインターン修了。東京大学医学部精神医学教室。1968~1971年英国ディングルトン病院レジストラー。1971~1973年英国ケンブリッヂ大学・アデンブルクス病院およびフルボーン病院シニアーレジストラー。1973~1974年英国政府の特別研究員として社会精神医学、特に精神病院の改善方法とその問題点について研究。1974年東京都精神医学総合研究所社会精神医学部門副参事研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。