出版社内容情報
就労を視野に入れつつ、訓練、学習なども含め、発達障害児者のキャリア形成を広く支援する。
発達障害のある子どもの学校から社会への移行を支援し,社会人,職業人として自立していくことができるようにする数々の実践を紹介します。特別支援学校高等部学習指導要領に「キャリア教育」が明記されたように特別支援教育においてもキャリア教育の推進が求められ,学校現場ではキャリア教育への関心が高まっています。
第1部 理解編
第1章 発達障害のある青年の理解と対応―大学生活と就労支援を考える
第2章 今,わかっている発達障害の精神医学的背景
第3章 青年・成人期における発達障害の理解と支援―小児期から青年期に至るまでの成長過程と就労支援
第4章 社会的自立と就労に向けての課題
第5章 早期発見・早期治療により就労の可能性を確保する
第6章 発達障害と問題行動
第7章 発達障害者の就労の現状
第2部 実践編
第8章 職業リハビリテーションと雇用促進
第9章 高等専門学校における特別支援教育と就労支援
第10章 NPOでの援助者付雇用の実践
第11章 発達障害のある方の就労―ジョブマッチングの必要性
第12章 鼎談
【著者紹介】
監修 田中康雄(こころとそだちのクリニックむすびめ)
編集 藤森和美(武蔵野大学)
辻 惠介(武蔵野大学)
内容説明
武蔵野大学社会連携センターが3年度にわたり主催・実施したシンポジウムから、発達障害のある人のもつ特性と彼らを取り巻く社会の現状を解説する「理解編」と、特別支援教育からの移行支援・ジョブマッチングを重視した就労支援などの取り組みを探る「実践編」の2部を編み上げ、発達障害のある人の自立を目指し就労を視野に入れたキャリア形成を広く支援する。
目次
第1部 理解編(発達障害のある青年の理解と対応―大学生活と就労支援を考える;今、わかっている発達障害の精神医学的背景;青年・成人期における発達障害の理解と支援―小児期から青年期に至るまでの成長過程と就労支援;社会的自立と就労に向けての課題;早期発見・早期治療により就労の可能性を確保する ほか)
第2部 実践編(コーディネーター・辻惠介)(職業リハビリテーションと雇用促進;高等専門学校における特別支援教育と就労支援;NPOでの援助者付雇用の実践;発達障害のある方の就労―ジョブマッチングの必要性;鼎談)
著者等紹介
田中康雄[タナカヤスオ]
こころとそだちのクリニックむすびめ院長。獨協医科大学医学部卒業。児童精神科医師、臨床心理士、北海道大学名誉教授
藤森和美[フジモリカズミ]
武蔵野大学人間科学部人間科学科教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)、臨床心理士
辻惠介[ツジケイスケ]
武蔵野大学人間科学部人間科学科教授。自治医科大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)(精神神経科学)、精神保健指定医、日本精神神経学会認定精神科専門医、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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