出版社内容情報
誰しもが持っている「不安」をどのように自分で管理し、コントロールしていくか。本書では、決してなくなるものではない「不安」に上手く対処していく方法を伝授する。
「不安」とは、特定の人に限らず誰しもが感じ、またどんなに努力をしても決してなくなるものではない。「不安」な状態というと、とても不快なイメージがあるが、それは危険を知らせてくれるシグナルでもあり、もし不安を感じることがなければ、私たちは危険に対応することもできないだろう。
この本では、そんな「不安」を排除しようとするのではなく、自分で管理をしながらコントロールし、上手く付き合えるようになることを目指す。
不安が強すぎる状態になる前に止めることができる、もし気づかないうちに強すぎる状態になっていたら元に戻すことができる、生活を妨害するような不安が起きないように生活を工夫できる、考え方や振る舞いを工夫できる、という状態を手に入れることができれば不安は生活の邪魔をするものではない。
本書では、不安を恐れることなく、合理的に不安に対処していくための生活の工夫をまとめている。認知行動療法の研究と実践の成果に基づき、そこで行われているさまざまな専門的治療法を、生活の中に体系的な練習として組み込んでいけるようワークブック形式で伝授する。
日本語版への序文
序文
第1章 新しいスタートを切ろう
第2章 不安ってなんでしょう?
第3章 不安を感じる心
第4章 さあ,始めよう
第5章 不安の特徴を理解する
第6章 不安を感じる心を変えてみよう
第7章 勇気を持って恐怖と向き合おう
第8章 「戦略」を考えてみよう
第9章 パニックをやっつけよう
第10章 人前で感じる恐怖を乗り切るために
第11章 心配を克服しよう
推奨文献
参考文献
監訳者あとがき
内容説明
本書では、不安を恐れることなく、合理的に不安に対処していくための生活の工夫をまとめている。認知行動療法の研究と実践の成果に基づき、そこで行われているさまざまな専門的治療を、生活の中に体系的な練習として組み込んでいけるワークブック形式で伝授する。
目次
第1章 新しいスタートを切ろう
第2章 不安って何でしょう
第3章 不安を感じる心
第4章 さあ、始めよう
第5章 不安の特徴を理解する
第6章 不安を感じる心を変えてみよう
第7章 勇気を持って恐怖と向き合おう
第8章 「戦略」を考えてみよう
第9章 パニックをやっつけよう
第10章 人前で感じる恐怖を乗り切るために
第11章 心配を克服しよう
著者等紹介
坂野雄二[サカノユウジ]
1973年、神戸大学教育学部教育心理学科卒業。1980年、筑波大学大学院博士課程心理学研究科心理学専攻修了。千葉大学教育学部講師、同助教授、早稲田大学人間科学部助教授、同教授を経て、北海道医療大学心理科学部教授、心理臨床発達支援センター長
石川信一[イシカワシンイチ]
1997年、早稲田大学人間科学部卒業。宮崎大学教育文化学部専任講師、フルブライト研究員(Swarthmore College)を経て、同志社大学心理学部准教授
岡島義[オカジマイサ]
2008年、北海道医療大学大学院心理科学研究科修了。現在、睡眠総合ケアクリニック代々木臨床心理士、東京医科大学睡眠学講座兼任助教
金井嘉宏[カナイヨシヒロ]
2003年、早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。2006年、北海道医療大学大学院看護福祉学研究科博士後期課程修了。広島大学大学院総合科学研究科助手。同教授。東北学院大学教養学部講師を経て、東北学院大学教養学部准教授
笹川智子[ササガワサトコ]
2007年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。早稲田大学人間科学学術院助教を経て、目白大学人間学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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