出版社内容情報
精神科臨床から会社経営までSFBTの実践指針と実証データを網羅。世界中の解決志向セラピストの総力を結集した初のハンドブック。
インスー・キム・バーグとスティーブ・ド・シェイザーによって創始され,未来志向,非病理的アプローチ,強み(ストレングス)の重視,希望(ゴール)の実現といったキーワードで語られる解決志向短期療法(SFBT)は、草創期よりその効果の実証を追求してきたセラピーでもあった。本書は今やあらゆる臨床領域に広がったソリューション・フォーカスの実践について、その指針と効果研究の全てを網羅したハンドブックである。
世界中の解決志向セラピストの経験と精緻な研究・分析を結集した本書は、SFBTの成立史と基本原則を示す治療マニュアルに続き,精神科臨床からビジネスまで、全25章にわたってシンプルな原則に基づくこのセラピーの広大な適用範囲をカバーしている。
SFBTの集大成ともいえる本書は,エビデンスベイスの時代にセラピストが進むべき道を指し示し,臨床家に最良の実践的・学術的リソースを提供する。
第?T部SFBTの起源と治療マニュアル
第1章 解決志向ブリーフセラピーの展開
第2章
内容説明
解決志向ブリーフセラピー(SFBT)は草創期よりその効果の実証を追求してきたセラピーでもあった。本書は今やあらゆる臨床領域に広がったソリューション・フォーカスの実践についてその実践指針と効果研究の全てを網羅したハンドブックである。世界中の解決志向セラピストの経験と精緻な研究・分析を結集した本書はSFBTの成立史と基本原則を示す治療マニュアルに続き、精神科臨床からビジネスまで全25章にわたってシンプルな原則に基づくこのセラピーの広大な適用範囲をカバーしている
目次
第1部 SFBTの起源と治療マニュアル(解決志向ブリーフセラピーの展開;解決志向ブリーフセラピーマニュアル)
第2部 SFBT実践の測定(解決志向の厳密な測定器具開発のパイロット・スタディ;標準化された解決志向評価尺度、および強み評価尺度に関するレビュー ほか)
第3部 研究のレビュー(SFBTの効果研究;SFBTにおける単一事例デザイン研究の系統的レビュー ほか)
第4部 SFBTの臨床的有用性(裁判所命令のDV加害者との解決志向モデル;カップル間の暴力問題に対する合同カップル面接によるSFBT ほか)
第5部 新たな実践プログラムについての研究(解決から記述へ―実践と研究;児童養護施設および医療施設の青年に対するSFBTの治療効果 ほか)
著者等紹介
フランクリン,シンシア[フランクリン,シンシア] [Franklin,Cynthia]
テキサス大学
長谷川啓三[ハセガワケイゾウ]
東北大学大学院教育学研究科教授(博士:臨床心理学)。1986年にスティーブ・ド・シェイザー、インスー・キム・バーグ夫妻を、関連学会を舞台に関係者と力をあわせてわが国に初めて招き、以来、解決志向療法の研究に向う
生田倫子[イクタミチコ]
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部専任講師。東北大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学博士)。有資格は臨床心理士/家族心理士。日本家族心理学会常任理事、国際家族心理学会理事、日本ブリーフセラピー協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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