出版社内容情報
開業心理臨床を志し,いかに挫折を乗り越え,その仕事を確立したかを,臨床心理士の心得とともに,ベテランの心理臨床家13人が語る。
臨床心理士は,病院,学校,企業,福祉施設など様々な場所で仕事をしていますが,本書では「開業臨床心理士」という働き方に焦点をあてています。臨床心理士ならば誰でも一度は憧れるであろう「開業」の充実感,やりがいだけでなく,時に感じる無力感,怒り,惨めさも含めて,その仕事の奥深さを「地道に,また丁寧に」臨床実践を続けるベテラン心理臨床家の13人が語ります。
序章
内容説明
本書における十三人の開業臨床心理士の仕事場からの報告は、クライエントに対する個人心理療法を揺るぎない中心軸に据えて、あるときは我が身をさらけ出し、あるときは思索の井戸を深く掘り下げながら、自立した専門的職業人としての「臨床心理士」のモデルをそれぞれに提示している。
目次
臨床心理士の個人開業
開業精神分析的心理療法実践―臨床心理士・平井正三の仕事場
私の開業心理療法―臨床心理士・亀井敏彦の仕事場より
開業の現場から心理臨床実践の基本、マネジメントについて考える―臨床心理士・栗原和彦の仕事場から
来談者から持ち込まれるもの、面接者から持ち込まれるもの、肥大し朽ちていくもの―臨床心理士・小泉規実男の仕事場
了解の円環―臨床心理士・手束邦洋の仕事場
探索から理解へと向かうスペース―臨床心理士・鈴木誠の仕事場
市井の臨床心理士雑感―臨床心理士・宮地幸雄の仕事場から
自己を語る場所として―臨床心理士・長瀬治之の仕事場において
分離の不安と転移の深まり 開業心理相談室の中での個人開業(その1)―臨床心理士・早川すみ江の仕事場
大学と開業心理臨床―臨床心理士・大場登の仕事場
開業心理療法クリニックでの二十年の体験から考えていること―臨床心理士・佐野直哉の仕事場
著者等紹介
渡辺雄三[ワタナベユウゾウ]
1941年生。名古屋大学工学部中退。精神科病院勤務を経て1987年渡辺雄三分析心理室開業。現在、人間環境大学大学院特任教授
亀井敏彦[カメイトシヒコ]
1946年生。中京大学文学部心理学科卒。はこ心理教育研究所所長
小泉規実男[コイズミキミオ]
高卒後5年間の音楽活動を経た後、日本福祉大学で社会福祉学を学び、名古屋大学学部研究生として2年間臨床心理学を修めた後、1981年に南豊田病院臨床心理室に勤務。1990年小泉心理相談室を独立開業し今日に至る。1987年より日本精神分析学会後援を得て東海中部精神分析セミナーを現在まで主催する。この間、日本内観学会編集委員、愛知県臨床心理士会研修部長、日本精神分析学会教育研修委員などを歴任。臨床心理士。日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー。日本福祉大学大学院心理臨床専攻非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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