みんなのベイトソン―学習するってどういうこと?

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みんなのベイトソン―学習するってどういうこと?

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  • サイズ B6判/ページ数 257,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772412483
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3011

出版社内容情報

グレゴリー・ベイトソンが遺したモダンクラシックス『精神の生態学』を精読し、学習論の現代的な意義をポップな語り口で探る。

「終わらないベイトソン」への旅。

大人もイルカもインパラも、機械も子どももミジンコも、生きてるみんなの革命的学習論!
入院先の病院から忽然と姿を消したベイトソンを探す探偵小説、時空間を超越したマジック・リアリズム、学習論をめぐる弁証法的メタローグ、織り成される数々の引用のメタクリティック、レイモンド・チャンドラーが生んだ不世出のヒーロー「フィリップ・マーロウ」とベイトソンとのありえない出会い……死を目前にしたベイトソンは何を見たのか――!?

グレゴリー・ベイトソンが遺した人類史上に燦然と輝くモダンクラシックス『精神の生態学』を精読しながら、学習論のアクチュアリティを探る野心的快作。

第1部 ベイトソンへの旅
第1話 二〇〇八年九月、エサレン
第2話 一九七三年九月、ハリウッド
第3話 一九七三年九月、アズサ、二つの殺人

間奏曲Intermezzo 父と娘の会話1―学習とは? コミュニケーションとは?

第2部 学習理論
第4話 一九七七年九月、サンフランシスコ―論理階型
第5話 ゼロ学習―コンピュータ、ネズミ、人間
第6話 トライアル・アンド・エラー―グー、チョキ、パー
第7話 学習I―親切なライオンは実在する!?
第8話 リピータブル・コンテクスト―ゴタクはもういい
第9話 学習II―幼い子どもと敬虔なクリスチャン
第10話 正面突破―実験データから
第11話 私たちにとっての学習II―三つ子の魂
第12話 ヒトはみんな仕分け人―小さい柔軟性
第13話 学習III―日本陸軍
第14話 ただそれだけなんだけど―柔軟性を奪え!
第15話 学習III(結局のところ)―コンテクストのコンテクスト
第16話 ドン・キホーテ、フーテンの寅さん、ムイシュキン公爵
第17話 学習IIIのメリット?―がんばろう、日本
第18話 ハシゴの外から―限界と可能性

間奏曲Intermezzo 父と娘の会話2―Zenってなあに?

第3部 怪事件に立ち向かう私立探偵フィリップ・マーロウ
第19話 創作・ベイトソン誘拐事件
第20話 じつは?
第21話 不思議な男
第22話 一九八〇年七月、ミュアビーチ、ナオキの回想
第23話 なぜベイトソンは禅センターで死んだのか?

あとがき

【著者紹介】
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授

内容説明

大人もイルカもインパラも、機械も子どももミジンコも、生きてるみんなの革命的学習論!入院先の病院から忽然と姿を消したベイトソンを捜す探偵小説、時空間を超越したマジック・リアリズム、学習論をめぐる弁証法的メタローグ、織り成される数々の引用のメタクリティック、レイモンド・チャンドラーが生んだ不世出のヒーロー「フィリップ・マーロウ」とベイトソンとのありえない出会い…グレゴリー・ベイトソンが遺した人類史上に燦然と輝くモダンクラシック『精神の生態学』を精読しながら、学習論のアクチュアリティを探る野心的快作。

目次

第1部 ベイトソンへの旅(二〇〇八年九月、エサレン、海;一九七三年九月、ハリウッド、出会い;一九七三年九月、アズサ、二つの殺人)
第2部 学習理論(一九七七年九月、サンフランシスコ―論理階型;ゼロ学習―コンピューター、ネズミ、人間;トライアル・アンド・エラー―グー、チョキ、パー ほか)
第3部 怪事件に立ち向かう私立探偵フィリップ・マーロウ(創作・ベイトソン誘拐事件;じつは?;不思議な男 ほか)
ベイトソンへの旅の余白に

著者等紹介

野村直樹[ノムラナオキ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。スタンフォード大学大学院博士課程修了。文化人類学Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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井の中の蛙

4
ベイトソンの学習理論についてわかりやすく解説されていた。学習Ⅲが関わるところでは、思考の単位としての脱個人化が起こることもあるといったような部分にははっとさせられた。ベイトソンが最期を禅センターで迎えた謎を共有するのも面白かった。2023/07/19

たらこ

3
学習をコミュニケーションで捉える。論理階型を用いることにより、学際的なコミュニケーションがもっと盛んになることを期待してたのかな、ベイトソンは。2014/10/26

文狸

2
対話篇のようにベイトソンの学習理論について解説する本だが、正直ノイズが多く、ここまで書き砕けた内容を書けるなら、無駄なところは省いて説明に専念して欲しかった。「コンテクストのコンテクスト」を考えるベイトソンの発想は、自分の研究に大いに役に立ちそう。話は変わるが、「この人は変われない」という絶望のもとに人間関係が膠着することがあるが、学習IIIはそこにさす希望の光である。2024/03/26

Go Extreme

1
ベイトソンへの旅 沖合の光の造形 感情と物理的原因の対話 エンジンの感情 ダンとの出会いと死 論理階型の学習 ゼロ学習の変化しない反応 間違いから学ぶ学習 「枠」そのものを変更する学習 流動化する自己 学習の最も高次のレベル 世界全体を捉える感性 コミュニケーションと学習の同化 文脈の繰り返し可能性 矛盾するメッセージ 学習Ⅰの自己妥当性 ダブルバインドの巧妙な仕掛け 論理階型の階層構造 学習は変化 知る主体も知識の対象 ベイトソンの誘拐事件 禅センターでの静養 ジゴ思想と自然界の繋がり 精神の生態学2025/05/22

nobinobi

1
学習を有機体や組織が新たに情報を得てそれに反応することと定義することで、学習を一種のコミュニケーションとしてみる本書。学習に抽象のレベル(論理階型)を導入することで、学習をゼロ学習〜学習Ⅲまでの階層に分ける。コンテクストという観点で説明すれば、ゼロ学習はそれを考慮に入れず、学習Ⅰは考慮に入れ、学習Ⅱは学習Ⅰを取り巻くコンテクストの学習であり、学習Ⅲは自らの学習自体を一選択肢として考えていくことである。おそらく誰もが学習Ⅲまで到達することができれば争いごとなどなくなるんじゃないかな。2016/12/15

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