出版社内容情報
パーソナリティ検査としてロールシャッハ・テストと双璧をなすMMPI(ミネソタ多面式人格目録)の臨床応用ガイドブック。
パーソナリティ検査としてロールシャッハ・テストと並び称されるMMPI(ミネソタ多面式人格目録)テキスト。MMPIの基礎知識,豊富な図表資料,臨床応用本位の記述,ロールシャッハ・テストとのテスト・バッテリーの解説,MMPI理解を助ける附録(MMPI樹形図・重要語リスト)など,MMPIに初めて触れる初学者にもわかりやすく構成されている本書は,心理検査のフィードバックが成否を分かつ今日の専門職種チーム医療における必読書。
【著者紹介】
●編者略歴
野呂浩史(のろ・ひろし)
南平岸内科クリニック・院長
井手正吾(いで・しょうご)
札幌学院大学大学院臨床心理学研究科臨床心理学専攻・教授
荒川和歌子(あらかわ・わかこ)
南平岸内科クリニック
内容説明
ロールシャッハ・テストとのテスト・バッテリー、クライエントへのフィードバック法、MMPIの解釈方法、多数多彩な10症例呈示、MMPI研究最前線、コンピュータ利用についても詳述した、実践本位のテクニカルガイド。資料として「樹形マップ『MMPI』」「重要語チェック」を添付するなど、臨床心理アセスメントを学ぶ初学者はもちろん、現役心理臨床家、心理職とのチーム医療をこころみる医師にも役立つ情報満載の本格テキスト。
目次
第1章 MMPIの概要
第2章 MMPIの施行と結果集計
第3章 臨床的解釈の基礎
第4章 臨床的解釈の進め方
第5章 症例呈示
第6章 テスト・バッテリーの意義
第7章 研究紹介
第8章 MMPIにおけるコンピュータ援用
著者等紹介
野呂浩史[ノロヒロシ]
杏林大学医学部卒業。医学博士。日本臨床MMPI研究会代表、北海道トラウマ・解離研究会代表。南平岸内科クリニック院長。日本精神神経学会精神科専門医・指導医。日本神経学会認定神経内科専門医・指導医。日本不安障害学会評議員。日本トラウマティック・ストレス学会、日本EMDR学会、日本森田療法学会、日本児童青年精神医学会に所属。専門は不安障害の薬物療法および認知行動療法、解離性障害、トラウマ、PTSDなどの心理査定ならびに包括的治療
荒川和歌子[アラカワワカコ]
札幌学院大学大学院臨床心理学研究科修了。南平岸内科クリニック臨床心理部門臨床心理士。不安障害の認知行動療法や、解離性障害、PTSDなどトラウマ関連疾患の心理査定・治療に関心を持ち取り組んでいる。日本臨床MMPI研究会および北海道トラウマ・解離研究会の事務局を担当。所属学会は、日本心理臨床学会、日本トラウマティック・ストレス学会、日本EMDR学会、日本不安障害学会など。解離性障害患者のMMPIプロフィールについての論文、パニック障害と嘔吐恐怖症に関する論文(共著)などを執筆している
井手正吾[イデセイゴ]
中京大学大学院文学研究科臨床心理学専攻修士課程修了、文学修士。札幌学院大学人文学部教授。大学院にて臨床心理士養成教育に努める。病院臨床、人格検査(主にロールシャッハ、MMPI)を専門とする。MMPI新日本版研究会運営委員。日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本ロールシャッハ学会、日本教育心理学会、ほか所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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