統合失調症犯罪研究

個数:

統合失調症犯罪研究

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772411417
  • NDC分類 498.99
  • Cコード C3047

内容説明

本書では、統合失調症犯罪における責任能力の判定をより客観的に行うことができるよう、犯行時の病的体験、精神病質素因、論理構造変化、衝動攻撃性などの要因を変数とした精神鑑定の公式を提示する。そして著者は、この標準化によって、鑑定の平明性、公平性が担保され、また、個々の要素を検討することによって犯行についての理解が深められ、より妥当な責任能力判定を導くことができると説く。また、統合失調症者に独特な論理構造に着目し、状況の認識能力の低下が行動化に及ぼす影響についての考察も展開している。さらに、ストレス緩和のための方策として気功による介入法を紹介し、病気と病者に対する総合的な理解に向けた著者の姿勢を示す。

目次

第1部 統合失調症犯罪における責任能力と犯罪類型、および非触法統合失調症者の認知・攻撃性(統合失調症犯罪者における責任能力の予測可能性の検討;統合失調症犯罪の類型に関する数量的研究;個別事例の検討;非触法統合失調症者の認知・攻撃性の認知心理学的研究;非触法統合失調症者の認知・攻撃性に関する統合的研究―生化学指標と心理検査指標;統合失調症者の攻撃・衝動性制御および認知改善のための治療的介入研究―治療的・予防的見地から;全体の総括と今後の展望)
第2部 関連原著論文(統合失調症犯罪者における責任能力の予測可能性;Statistical Classification of Criminal Schizophrenics;Pragmatic Competence and Mood in Schizophrenics;Effect of Qigong on Biological Indicators and Psychiatric Symptoms of Schizophrenics;統合失調症犯罪者の統計学的ロールシャッハ分析―認知と気分の視点から)

著者等紹介

村上千鶴子[ムラカミチズコ]
日本橋学館大学教授。1951年生まれ。国際基督教大学大学院修了。筑波大学医学専門学群卒業。筑波大学医学研究科環境生態系博士課程修了。医学博士。厚生技官、クリニック院長を経て、浦和大学勤務。2007年より現職。専門は、司法精神医学、補完代替医療、宗教精神医学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーツ・リー

4
もうちょっと臨床心理学寄りの本かと思って居たら、かなり、統計的、科学的な本で驚いた。 数字とか、グラフで、これとこれの関連性の度数がこの位で…とか言われても、私のような福祉の現場、それも利用者の立場からすると、もうちょっと、臨床の舞台での実際的な話を聞きたかったかも。 ただ、研究者とか、医者とか、それこそ臨床の舞台の裏側の数字にまでコミットしないといけないような立場の人にとっては、恐ろしく有用な1冊だと思います。 多分この本は、私とは違った立場の人に渡ってこそ、価値がある1冊なんだと思います。2019/09/17

フォロスト

0
統合失調病患者の犯罪傾向を研究した専門書。本書によれば、統合失調病患者の犯罪率は、一般人のそれより有意に低い。しかし、病前の性格に攻撃性が認められる場合、病気により重大犯罪(殺人、放火など)に走りやすい。実例もいくつか紹介されているが、「北朝鮮のスパイだと思い、実母を殺した」など、世知辛い話が多い。また、家族歴(4等身までの親族の精神病歴)、生活歴も載っており、精神病患者として問題を起こすと、親族まで調査対象にされるのか、とちょっと恐ろしくなった。2019/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1392365
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品