内容説明
『セルフヘルプ・グループとサポート・グループ実施ガイド』(高松里編・金剛出版)の実践編にあたる本書は、各地域で活躍するファシリテーターたちが、「グループを始めようとした(個人的)動機」「集団構造の明確化」「グループ運営の感想」を明らかにしながら多領域でのサポート・グループ実践例を報告する。緩和ケア、看護、精神科デイケア、不登校、ひきこもり、多文化サポート、同性愛、学生相談、戦争体験など、その多くがモデルケースのない新しい試みの実践報告であり、サポート・グループをマネジメントするための最良のガイドブックとなるだろう。
目次
第1部 サポート・グループとは何か?(サポート・グループとは何か?)
第2部 実践領域(がんと共に生きている人たちのサポート・グループ―立ち上げを中心に;緩和ケア病棟の看護師を対象としたサポート・グループ;精神障害者のためのサポート・グループ―土曜グループミーティング;不登校児の母親へのサポート・グループの実際;地域におけるひきこもり者のサポート・グループ活動を展開して;「教師のサポート・グループ」―「悩める教師を支える会」の実践;「Let’s Talk!Let’s Share!」―多文化キャンパスにおける多文化サポート・グループの実践;女性同性愛者のサポート・グループ;戦争体験者のグループ―60年間の想いを語り始めた“オジィ”“オバァ”とともに)
第3部 サポート・グループの現代的意味と未来(自分を活かし社会に生きる―セルフヘルプ・グループの思想と豊かな可能性;緩和ケアにおけるサポート・グループの意味;精神科デイケアとサポート・グループ;サポート・グループの特徴と今後の展開)
著者等紹介
高松里[タカマツサトシ]
九州大学留学生センター准教授(カウンセラー・臨床心理士)。1957年生まれ。北海道大学教育学部卒業。九州大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。大学・大学院時代はエンカウンター・グループ、地域での継続グループに参加し、自らもグループをつくる。その後、性暴力・犯罪被害者支援活動に参加し、セルフヘルプ・グループやサポート・グループに参加する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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